2008年07月19日

レオナール・F余話

最近、藤田嗣治の生涯をまとめた、とある本を読んでみて、
たいへん驚くことがいくつもあった。
読み進むうちに、藤田画伯がずいぶんと気の毒に思える点が多々あったが、
それはさておき、ちょっと意外であったことをいくつか紹介してみたい。

まず驚いたのは、藤田嗣治の父親は、何と日本陸軍の軍医総監でした。
しかもあの文豪、森鴎外の後任の軍医総監だったということです。

オカッパ頭にロイド眼鏡、それにちょび髭がトレードマークだった
藤田。
そんなひょうきんな風貌とケレン味たっぷりの言動が
さまざまな誤解を生む原因の一つにもなったと思われるが、
その髪型について藤田自身が語ったところによると、
パリに渡った当初、修行時代の貧乏生活で散髪する金もなく、
髪が伸びてくると仕方が無いので、目に覆いかぶさってきた髪を
自分で一直線にカットしていたそうです。
あのオカッパ頭は、その時の苦労を忘れないために
後年も変わらず続けていたそうです。
これが2つ目に驚いたことです。

パリ画壇で脚光を浴びながら日本では絵が正当に評価されず、
「宣伝屋」というレッテルを貼られたエコールド・パリ時代。
そして、戦時下多くの画家が戦争画を描いたにもかかわらず、
藤田の責任だけが追及された終戦直後。
日本人から誤解され続けただけに戦時中、
(パリのサロンだけでなく)日本の一般大衆から支持されたいという一心で、
自らを戦争画に駆り立てた藤田だったが、
皮肉にも戦後、そのことに足元をすくわれる格好になってしまった。

そんな藤田が日本を捨ててフランスに帰化し、
最晩年にはカソリックの洗礼を受け、レオナルド・フジタとなった。
この洗礼名のレオナルドは、何とあのレオナルド・ダ・ビンチの名から
取ったということで、
最晩年に至っても、西洋絵画の最高峰を目指そうとした
画家魂というか、老いにも負けぬ気魄には最も驚いた。(特N)

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2008年07月18日

ヒガシガシ08夏号、配布中です

夏号の主な内容
1.たたかえ!ヒガシヤマン
 今回の敵キャラは、「悪い芝居」の
 山崎彬さんに書いていただいた「もぐらたたく?」。
 必殺技は「誘惑と警告」。
 敵キャラに合わせて、ヒガシヤマン
 (返し技「必殺!! 小池さん!!」)も変身します。
2.東山schedule
 7月〜9月にかけて開催される東山フェスタの催し・案内
3.ステージサポートプラン
 7月〜9月にかけて行なわれる演劇公演などの案内

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4.【特集】東山再発見
 お父さんもお祖父さんも陶芸の絵付師だったという、
 泉涌寺道に工房をもつ、陶芸作家の加藤邦起にお話を伺いました。
5.ワークショップななめ読み
 中学校から高校大学まで、幅広く事業協力している「学校との連携事業」。
 今回は、春の合同公演の事前研修として実施した
 中劇研スタッフワーク研修を取り上げました。
6.Higashiyama Youth
 ヒップホップダンスを中心に活躍するダンスユニット
 KCOを取材しました。
7.ヒガシヤマQ&A
 センターを利用する方々にお訊ねしました。
 「京都の夏といえば?」他

※配布先はこちらをご覧ください。
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2008年07月17日

ユニットネーム決定!(08S12)

前回に引き続き、別室で個別面接の続きを行いながら、
ユニットネーム決めの続きを行いました。(6/30)
まず
・季節とかではなく、「17人の」ということを表したらどうか
・劇団名というよりは、ユニットという感じの方がいいのではないか
・全員の共通点を探して、それを表すような名前にしてはどうか
などの意見が出されました。

脚本決定の時の決め方などを振り返りながら、
「多種多様な人(17人)がいる」ということをキーワードに
新たなユニットネーム案が出始めました。
また、「初めて演劇をする」、「集団としての響きを入れる」なども
加わり、
最後には「自分たちの思い・意味を重視したい」ということで一致しました。

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2008年07月16日

キャスト決めのための面談(08S11)

6月26日、キャスト決定のための面談が行われました。
2回分の講座の時間を使って、
演出・演出補と個別に面談する時間を設け、
事前に提出してもらった第3希望までのキャスト希望表をもとに、
上演脚本に関することや、この企画に参加した動機、
なぜそのキャストを希望したかなど、
参加者それぞれの思いを丁寧に聞き、
演出がキャストを考える時の参考にしているのです。

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キャスト面談(1人10〜15分程度)は
別室で行なわれていますが、
面談を待っている残りの人たちで
(裏方)スタッフ決めを行ないました。
演劇ビギナーズユニットでは、
役者として舞台に立つだけでなく、
舞台美術、大道具、小道具、衣装、宣伝美術、制作
といった裏方スタッフも担ってもらうことにしています。
それぞれのスタッフにはアドバイザーについてもらい、
アドバイザーの助言のもと、全員が役者以外に
公演までに必要な様々なスタッフワークを行います。

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2008年07月15日

PASSIONEの仕込み、始まりました。

昨日の10時から、PASSIONE「夜想V バオバブ」の仕込みが始まりました。
出演者やスタッフの知り合いが助っ人に駆けつけてくれたので、
にぎやかな仕込みとなりました。

まずは客席作りから。
創造活動室を横に使って、5間幅の客席を4列作りました。
舞台は黒パンチのみの素舞台に。
幕の吊り替えでは、正面の大黒と袖幕を
バトンから吊り下げた角材を使って桁吊りにしました。
幕の吊り替えと同時進行で、舞台側から照明の吊り込みが行なわれました。
たくさんの64缶、Narrowのパーライト。

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照明さんが興味深いものを持ち込んでいたので、
色々と教えてもらいました。
客席最後部の天井バトンに、小さな薄い箱状の機械が
4つ鉄バインド線で固定されていました。
それは、Lite-Puterのフェーダー付き4chDMXディマー
というものだそうです。
調光卓から出たDMXケーブルの端のキャノンを、
直接、創造活動室の調光ユニットにつながずに
この4つの4chDMXディマーをチェーンでつなぎ、
最後の4chDMXディマーから出たDMXケーブルを
創造活動室の調光ユニットに接続すると、
センターのコンセントは20回路(ch)しかありませんが、
このディマーをDMXケーブルでつなぐことによって
20+16=36回路分の照明が、1つの調光卓で
操作できるようになるということです。

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2008年07月14日

ワークショップ「ふれるふしぎ」

0807142.jpg演劇公演「バオバブ」(7月18日〜20日:ステージ
サポートプラン)の舞台で使用した大道具と
みんなの体を使って、不思議な空間を創ります。
ふいごで揺れるサバンナの草原と
巨大な万華鏡が登場予定。
音や光、風といった身の回りにある“驚き”に触れ、
世界と出会うことの楽しさを感じてみましょう。

【日 時】 7月26日(土) 15:00〜16:30
【対 象】 小学生(保護者同伴可)
【定 員】 15名(先着順)
【参加費】 無料
【ナビゲーター】 劇団PASSIONE


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2008年07月13日

PASSIONE「夜想V バオバブ」@Stage Support Plan(2.nd challenge)

080714.jpgPASSIONE「夜想V バオバブ」のご案内 

 百年に一度、実をつける世界樹。
 その実を手に入れた者には
 最高の叡智が与えられるという。
 手に入れる方法はただ一つ、
 “世界樹”を喜ばせること―。

【日時】 2008年7月18日(金) 18:30
             19日(土) 13:30/18:30
             20日(日) 13:30
      ※開場は開演の30分前
【入場料】  前売り1,200円/当日1,500円
        学生1,000円(前売り・当日共)
【チケット予約】 090-9873-0031(制作)
PASSIONEのホームページはこちら

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2008年07月11日

ゴヤのマハではなかった

4月26日の「BU2008、参加者募集中です(P3)」という記事で、
WANDERING PARTYの「レオナール・F S改」の紹介をさせていただきましたが、
その際、公演チラシのデザインに触れて、これは「ゴヤの「裸のマハ」をパロディって」
いると書きましたが、それが間違いだったことが判明しましたので、
訂正させていただきます。
あのチラシのような構図の裸婦の絵は、ゴヤしか思いつかなかったのですが、
よく考えてみれば、レオナール・Fとゴヤとは関係ないですものね。

狂乱の時代と言われた1920年代のパリ。
エコールド・パリの画家、藤田嗣治。
「乳白色の肌」と絶賛された一連の裸婦の絵で、一躍時代の寵児に。
肌の白を浮き立たせるため、背景には黒を用い、
人物の輪郭線を毛筆で黒く描いている。
この輪郭線は同じようなシーツの白と白い裸婦の体を分けるように描かれている。
輪郭線の黒は、浮世絵の影響かもしれない。

というわけで、あのチラシデザインの裸(高杉さんの写真)は、
おそらく藤田嗣治の「〇たわる〇婦」のパロディだったのだと思います。(特N)

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2008年07月10日

PASSIONE「夜想V」の挟み込み

PASSIONE公演「夜想V」の挟み込みは
7月17日(木)の17時から一斉で、300部です。
作業はセンターで行ないます。
後ばさみはありませんので、ご了承ください。
よろしくお願いします。
※本番は7月18日(金)・19日(土)・20日(日)の全4回公演です。

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2008年07月08日

ソフトウェアテストプロジェクトのチームビルディングと演劇ビギナーズユニットの共通性(その4)

それでは、「チーム力」はどうして測るのか?
もう一度、松尾谷徹先生の研究から引用・要約させて
いただくことにします。

ソフトウェアテストのために作られるプロジェクトチーム。
そのチームメンバーは、所属する企業や組織が同一であることは稀で

しかも、さまざまな雇用形態での就労で、
さらには、メンバーが分担する職務も多種多様であるため、
従来の社会科学で一般化している職務満足や
従業員満足をそのまま用いて計測することはできないとし、
パートナー満足(PS:Partner Satisfaction)、
つまり、仕事仲間同士の仕事満足度に注目した研究が始められたという。

このPS調査の研究は、2001年から始まり、
2002年には、社団法人情報サービス産業協会の研究として
大規模な調査が行なわれた。
その結果、次の7つの因子を用いて「チーム力」を測ることができる、と判明した。(特N)

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2008年07月07日

ソフトウェアテストプロジェクトのチームビルディングと演劇ビギナーズユニットの共通性(その3)

ソフトウェアテストのプロジェクトチームにおける
チームビルディングに関する因子分析を行なった
(=チームビルディングの成否を決める要因は何か)
Barry W.Boehm博士は、その因子として、
メンバーのスキル(=役者としての個々のスキル)
開発環境(=創作環境)技法(=プログラム運営、
あるいはプログラム・マネージメントに関する考え方・方法など?)

チーム力などを見出しましたが、
その中で最も影響の大きい因子はチーム力」である
ということを見出しました。
(「チームの研究と理論 成果からは見えにくい“本当の”チーム力」
(松尾谷徹,ソフトウェア・テストPRESS Vol.5,2007年,技術評論社)
より引用,ただし下線部は演劇と対比するために筆者が加筆)

タタキ(舞台装置の製作)が終わって、
その場所に舞台装置を立て込み、
初めての、ゲネに限りなく近い通し稽古が終わって、
みんなで輪になって集まり、
演出家のダメ出しを受けますが、
そこから、長い夜が始まるのです。
「このままではいけない。」、「何とかしないと。」
台詞が出てこなかった、台詞を間違えてしまった、
そして、そのために会話が止まってしまって、頭が真っ白になった、
舞台に出るタイミングを間違えた、
声が出ていなかった、活舌が悪かった、
台詞が間延びして会話になっていなかった……、等々。

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2008年07月06日

08東山フェスタ、先着順受付開始!

今日(7/6)の10時から、東山フェスタの7・8月分プログラム
先着順受付が始まります。
直接ご来館いただくか、電話(541-0619)で受付します。
プログラムの詳細はホームページ
「みなさんが参加できるプログラム」の「東山フェスタ」タグを
クリックしてご覧ください。

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5回目を迎える東山フェスタ。
ものづくりや表現活動を中心に、たくさんの人たちと出会える機会として、
また日頃は青少年の方を対象に実施しているプログラムを
市民の方にも楽しんでいただける事業として、
これまでたくさんの市民の方々にご参加・ご協力いただきました。

ふだんは青少年(13歳〜30歳)を対象とした様々な事業展開をしていますが、
広く京都市民の方々に、東山青少年活動センターのことを知ってもらいたい。
また、センターを利用している人たちの活動を知ってもらいたい、そんな思いから、
この夏も、多くの方々の協力を得て、東山フェスタを開催します。

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2008年07月05日

身体表現講座、その3(08S10)

身体表現講座、最後(6/23)は「桃園会」という劇団の女優さんで、
舞踏などの身体表現活動も行う、森川万里さん。

まず最初に「GAGA」と呼ばれるワーク。
自分の身体の中を、自分自身で探検するようなワークで、
探検しながら開放を促してきます。
ウォーミングアップとしては相当激しいワークになりました。

病気になったり、怪我をしたりした時は別として、
普段、自分の身体の中を意識することはあまりないと思います。
俳優やパフォーマーは、自分の身体を使って表現するわけなので、
自分自身の身体を知り、コントロールすることは非常に重要になります。
もちろん、俳優でなくても、自分自身の身体について、
常に注目していることで、自分が“生きている”ことを
より強く実感できると思います。

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次に、「猫になる」をやってみます。
森川さん自身「私、今なんで猫になってんのやろう」と思うこともあるし、
「うわー、にゃーにゃー言うてるわ」と思うこともあるそうです。
しかし、例えば、相手に威嚇された時、擦り寄られた時、
鳴きあうときに感じる身体の感覚の変化を一瞬でも感じることが出来たら、
それを大事にして欲しい、とのこと。
演技には、その感覚の変化、がとても重要なのです。

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2008年07月04日

身体表現訓練、その2(08S9)

台本を離れて、身体表現を学ぶ講座の2回目(6/19)。
講師は、現在、京都で最も注目を集める若手劇団
「悪い芝居」の山崎彬さん。

演出家にはいくつかのタイプがあります。
演出を専門にやっている人。
有名なところでは、蜷川幸雄氏がそうです。
京都では、「地点」という劇団の三浦基さんが
演出専門で活動されています。
劇作と演出をやっている人。
日本ではこのパターンがもっとも多いです。
劇団をやっていた頃の三谷幸喜氏もそうです。
脚本決定の講座に来てくれた柳沼昭徳さんもそうです。
劇作と演出と出演もする人。
野田秀樹氏がこのパターンです。
今回の講師、山崎さんもこのパターンです。
そして、演出の発想が“俳優”的、といえるでしょう。

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講座が始まる前から、衣装(?)を着て、会場でスタンバイ
していた山崎さん。
あっけにとられるメンバーを前に、勢いよく講座は始まりました。
演劇は、何があれば、演劇か。
ある空間があって、舞台に俳優がいて、
客席に観客がいれば、演劇は成立する。
音響も、照明も、小道具も、大道具も、衣装も、実は必要ない。
そのことを、自分が俳優として、受講生を観客に見たてて、
いろいろ実験しながら示していきました。

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2008年07月02日

ササノハ、サ〜ラサラ♪

080702.jpg夏です。7月です。
七夕が近づいてきました☆
センターのロビーにも笹を飾ったところ、
涼しげでいい感じになりました♪

短冊を用意して、みなさんの願い事受付中です!
「今年は織姫と彦星、会えるのかなぁ・・・?」
「晴れなきゃ願いって叶わないんだっけ・・・?」

短冊が増える笹のプレッシャーを事務所で感じつつ
願い事を考えるのって久しぶりで
ちょっと楽しいもんだと思いました。
みなさんもフラっと立ち寄って書いてってくださいね。(K)

posted by Higashiyama Center at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする