2022年06月28日

舞台に立つための身体になるB(22BS7)

自分自身の身体にじっくり向き合った前回(6/20)に引き続き、
今回も身体にフォーカスをあてたワークショップです。
今回は、「俳優」の身体の使い方について学ぶとともに、
演技の楽しさにも少し触れました。
講師は高阪勝之さん(俳優/男肉 du Soleil)。
所属する男肉 du Soleilでは、様々なダンスパフォーマンスも演じており、
俳優でもありダンサーでもある高阪さんは、多彩な身体の使い方を知る方です。

初めに自己紹介のワークをして、前半は、曲に合わせて動いてみるワークから。
ダンスのような、でも自由に、身体を開放させるように
音楽に合わせたりしながら、心地よく体を動かしていきました。
体勢や動かし方のヒントや状況設定が講師からその都度伝えられ、
いつもとは違った動きで、少しずつ身体の可動範囲が変わっていきました。

後半は、テーマやストーリーに合わせて身体を使って表現するワークです。
まずは、4〜5人で1つのお題を身体だけで表現してみるワークをし、少し発展させ、
ある一連の場面を、なるべく言葉を使わずにグループで創り上げます。
セリフや動きが決まっていない中で、その場で起こることに身体がどう反応するか、
状況によって身体が変化する感覚を、少しずつ体験することができたようです。
最後は2人ペアになり、決められた2つのセリフでお芝居を創ってみました。
設定や場面、2人の関係性などを、限られた台詞で伝えるにはどうすればよいか?
距離感を工夫するペアや、設定になりきった動きをする人もいました。
8組とも設定が被らなかったことに驚きましたが、少ない台詞でも、
何通りもの表現ができることにも気づくことができました。

演技をする上での身体の使い方について考える機会となった今回は、
「リアルをイメージして身体を動かすのは、想像力と瞬発力が必要だと思った」
「台詞以外で、どのくらいお客さんに登場人物の情報や関係性を理解してもらうかが勝負だと感じた」
「今回のワークで間(台本に書かれていない部分)での演技の楽しさが分かった」
などの感想がありました。

高阪さんからは、「台詞以外の部分を膨らませることで表現できることがある。
台本には書かれていない部分を表現するためには、身体の使い方がポイントになる。
身体をうまく使うことで、より演じることが楽しくなる。」と、役者ができる
舞台上での表現について、今回のワークを踏まえ伝えていただきました。

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演劇ビギナーズユニット2022、参加者追加募集中‼
1名先着順の受付で、6月30日(木)まで継続募集します(定員になり次第〆切)。

講座は始まりましたが、プログラムの最初は、公演づくりのための
準備のワークショップが続きますので、
まだまだ途中からでも安心して参加していただけます。
それまでの分の内容もしっかりシェアします。
この夏、舞台に立ってみませんか?
ぜひこの機会に参加をお考えください。

お電話(075-541-0619:水曜休館)、メールでも受け付けます。
内容の詳細やメールでのお申込みは、こちらをご覧ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
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posted by ひがせい at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする