2023年07月31日

舞台に立つための身体になるE(23BS15)

7/27は、俳優としての演技Uということで、
まもなく本格的に本番に向けての稽古に入る前に、
より実践的に演技の課題に向き合ってみて、
これからの稽古を進めるにあたってのヒントを見つけるための
ワークを行いました。
講師には、俳優の二口大学さんにお越しいただきました。

まずは、「タオルバレー」から。目標はトス100回。
簡単に思えますが、これがなかなか続きません。
誰かに任せて引いてしまったり、集中が切れて身体の準備ができていないと
ボールは簡単に落ちてしまいます。
ボールをどう受け止めて回すと相手が受け取りやすいか、のコツもあるようです。
一緒にいる人と、どこに飛んでくるかわからないボールを全力でつなぎ続ける。
まさに舞台上の俳優の仕事です。

そのあと行った「ポーズまわし」もジェスチャーゲームも、
キャッチし続ける集中力を大切にした時間だと思いました。
アクションそのものよりも、それを瞬時にキャッチして誰かに明確に渡していく。
なおかつ全員で時間の流れを止めずに共有していく、ということも
「タオルバレー」から一貫してつながっています。

それをふまえて、テキストに取り組んでみました。
二口さんが数年前ツアー公演で何度も上演を重ねられた作品の冒頭の一節です。
最初に二口さんの持ってこられた台本の原本を見せてもらいました。
無数にフィードバックや解釈が書き込まれ、印刷の文字が消えるほどに擦り切れて、
もはや古文書かと思われるような、稽古の日々が映し出された台本の風情でした。
「これが役者の台本です」

2人組になって練習をしてみて、最後に発表します。
これまでのテキストを使った創作と違ったのは、自由な解釈を”広げる”楽しさという
よりも、本にあらかじめ書かれた設定や人間関係をふまえて相手役と向き合い、
”深く掘る”ことを重視した時間だったように思います。
自由な解釈も創作の楽しみですが、あえて設定の枠の中で自分から出てくる表現に
向き合うということも、演劇の醍醐味であることを教えていただきました。

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参加者からは、
「伝えようとしても伝わらない難しさ」
「お客さんに伝わる表現になるためにはどうしたらいいんだろう」
という感想が聞かれました。

二口さんはまだその答えを探して俳優を続けておられるんだろうなと思いましたし、
その背中こそが今回のワークショップで得た学びだなと感じました。

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2023年07月29日

中高生のための、演技ワークショップ@

舞台ワークショップに続き、昨日(7/28)は演技ワークショップ@。
講師は、東京から島崎さんをお招きして行われました。

演技ワークショップといっても、テクニカルな講習ではなく、
また、演技の上達をねらった性格のものでもありません。
ただ、様々なワークを行いながら、ひたすら自分が気づいたこと、
感じたことを言語化する行為の連続でした。

「ねえ」、「なに?」、「なんでもない」の一言のセリフを
2人組で交互に言い合うワークでは、みなさん本当に
いろんなことに挑戦しているのがわかりましたし、
それがすべて自然な演技にも見えました。

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役者として舞台に立つための準備として重要なのは、
まず自分が自分自身の中で今まさに起こっていることに気づくこと、
アンテナを敏感に張っておくこと。
起こっていることをパッと大づかみにして、即座に反応する(返す)こと。

見ていて感じたのは、ワークが進んでいく程に中高生の表情が柔らかく、
しかも豊かに変化していくことでした。
また、言語化することは時として難しいこともあると思いますが、
人は言語化しながら考え、気づくために言語化するのかもしれないと
いうことでした。
本日、は2回目が行われます。

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2023年07月27日

「からだではなそう」初回実施しました

7月22日に今年度最初の「からだではなそう」を実施しました。
今年度のメンバーは13名です。

前半は、小さい丸いシールを使って、身体の色んな箇所に貼り、
他の人を観察したり、挨拶を交わすワークをしました。
シールを貼った箇所同士を向かい合わせて行う挨拶では、
変わった身体の形や動きが出来上がりました。
素敵な自己紹介ができました。

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続いて、部屋を少し暗くして、海中に潜った時に聞える音等を流しながら、
海にいる生き物になりきって、ゆらゆらと動くワークをしました。
メンバーは、少し暗くなった部屋の雰囲気にリラックスした様子で、
それぞれが動きたいように自由に動いていました。
くらげになりきって楽しそうに動いたり、
懐中電灯で他の人を照らしてみて、皆の動きを観察して楽しむ人もいました。

後半は、みんなで一人一つずつ踊りの振付を考えてもらい、
それらをつなげた、からだではなそう尾尻なるの盆踊りを創りました。
全員で通して踊った際には、みんなリズムに乗ってからだを動かしていました。

次回8月26日は、この盆踊りを完成させ、本格的に踊ります。
完成が楽しみです。
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2023年07月25日

ユニットネーム決めと配役決定!(23BS14)

7/17と7/20は、2回にわたり、ユニットネームを決め、
同時並行で演出と演出補による配役にむけての個別面談を行いました。

ユニットネーム決めは、
毎年、自分たちがしっくりくる言葉やキーワードを考え、絞り込んでいく過程で
言葉の印象や捉え方が様々で、意見もそれぞれが発言するからまとまる
ということではなく、なかなか決定打を見つけられないまま時間だけが
刻々と過ぎていきます。

今年特徴的だったのは、多数決をとらずに、出た言葉や意味を考え、
提案した人からその意味や意図を聞き、「それいいね」「なるほど」などの
共感から絞り込んでいったことと、全員が同じように提案できる機会として、
「マインドマップ」作りをしたことでした。
どんどん広がるマップが見ていても楽しく、可視化することで、
同じ思いをもっていることがわかったり、新たな視点が見つかったり、
どんどんイメージが膨らんでいきます。
そこから見えたことなどを用いて、また話し合いを重ねていきます。
最終的には、それぞれのビギナーズユニットに対しての思いや参加動機、
この集団でどんな公演にしたいか、何を目指したいかなどを伝えあいながら、
これからの自分たちへ思いを馳せつつ、漢字の意味や語呂なども考えて
かなり絞り込んでいきました。
2回の講座では決まりきらず、時間切れとなり、7/24の前半の時間に
最終決定しました。
配役も7/24のユニットネームが決まった後に、演出の岡本さんより
発表されました!
発表後は、演出補の鳩川さんによる、発声練習についてのワークがありました。
演出の岡本さんも一緒に、声の使い方等を学び、次回からの稽古に
つながる時間になりました。

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演劇ビギナーズユニット#29のユニットネームは「泳蝉舎」に決定しました。
みんなで考え、名付けたユニットネームに込めた由来は以下になります。

夏にむくむくと動き出し、本番で役者として生まれ出てくる彼らは
今はまだセミの幼虫です。
セミは飛ぶ準備をするものですが、舞台という未知の世界に向けて旅立つ彼らは
「泳ぎ出す」のです。
そんなセミたちの飛び立つまでの仮の宿。
それが「泳蝉舎(エイセンシャ)」です。

posted by ひがせい at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中高生のための、舞台ワークショップ

この日(7/23)、午後からは舞台ワークショップが行われました。
講師にお迎えしたのは、E9の舞台スタッフ他、フリーランスで活躍されている、
舞台監督の北方こだちさん。

舞台に関して学ぶべきことは多岐にわたるのですが、
中劇研や高劇連のリハーサルを見ていても、結構苦戦しているのが場転。
そこで、今回の舞台ワークショップは場転に焦点を当ててみました。

場転の重要性は、作業時間が短いに越したことはないけれども、
その見せ方や回数によっても、お客さんのお芝居に対する気持ちを
途切れさせてしまうので、工夫することがとても大切だということでした。。

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場転ワークでは、この日集まった5人で協力して、喫茶店の道具類を
舞台から片付ける作業時間(秒数)をストップウォッチで測って、
できるだけ短縮するにはどうすればいいのかを、
みんなで話し合いながら、何度も試みました。
その都度映像に撮った映像を見返して、手のあいている人はいないか、
作業分量が少なく、時間の余ってる人はいないかなどもチェックして
改善を図りました。

後半は、北方さんが実際に担当した舞台の転換映像を見たり、
舞台監督の仕事についての解説があったり、
中でも、北方さんがどうして舞台監督の仕事をするようになったのかに
関するトークには、みさなん、興味深々といった感じでいろいろと
質問していました。

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2023年07月24日

中高生のための演劇ワークショップ2023夏、開幕しました!

初日(7/23)は「脚本の書き方」と「舞台」の
ワークショップを行いました。

7月の「脚本の書き方A」の講師は田辺剛さん(下鴨車窓)。
参加者のこれまでの経験や、現在課題にしていることを
丁寧に聞き取ることから始まり、
お互いの過去作品を紹介し合う時間がありました。

「脚本の書き方」という目線から、必要な描写を残しながら
場面転換の数を調整したり、登場人物の背景の伝わり方など、
シンプルながらも目からウロコの秘訣がたくさん聞けました。

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「脚本の書き方」は基本的に通し受講をオススメしていますが、
実際に脚本を創作してみるのは次回から始まりますので、
29日(土)30日(日)の参加者を継続募集します!
この機会に奮ってご参加ください!

詳しくはこちら


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2023年07月23日

裏方スタッフ決めとスタッフミーティング(23BS13)

7/17は配役面談と同時並行で、ユニットネーム決めを中心に進めました。
7/20は裏方スタッフを決めるところからスタートしました。
演劇ビギナーズユニットでは、役者と兼務して裏方スタッフも努めます。
希望の裏方スタッフに手を挙げ、その後は人数割り当ての調整を行い
裏方スタッフが決定!
そこから、制作になった人たちが進行役や記録役となって
ユニットネーム決めの続きを行いました。
講座終了時間が近づく中、15分間だけ、裏方スタッフの各セクションに
分かれて、今後についての簡単なミーティングをしました。
舞台美術と大道具担当のメンバーは、舞台美術アドバイザーの
松本謙一郎さんにお越しいただいていたので、役割などについての
レクチャーを受けていました。
その他の役割になった人たちも、取り組む内容やスケジュール間などを
共有し、この日は終了しました。
少しずつ動き出す準備が整ってきています。

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2023年07月21日

「演技」ワークショップのご案内

この夏、中学・高校生のための演劇ワークショップ
『もっと知りたい!演劇の創り方』を開催します!

その1つ、7/28/29に開催する「演技ワークショップ」では、
「”いい演技”って何だろう?」
台詞、身体、演じる役の背景、相手役の存在…。
演技をするときには考えなきゃいけないことがいっぱい。
皆さんがそれぞれ持っている「演じること」への疑問や課題を
大切にしながら進めていきます。
今回講師をお願いする島崎真弓さんは、即興演劇から台本のある演劇まで
幅広く取り組む女優さんです。
今の自分から出てくる素直な表現を大切に、
「役を演じる」楽しさをたくさん感じていただきたいと思います。

今年2月の演技ワークショップの報告記事↓
https://note.com/pandafulworld/n/n72331e4617c5

中高生のための演劇ワークショップ2023夏について↓
https://note.com/pandafulworld/n/n4d1dd69c348c

現在、先着順にて参加者募集中!
ぜひこの機会に、ご参加ください‼

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また、他にも5つのワークショップを開催します。
詳しくはこちら
それぞれの講座によって申込締切日が違いますので、確認してください。
以下から申し込みもできます。返信は3日以内にさせていただきます。

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2023年07月17日

「脚本の書き方」ワークショップAのご案内

この夏、中学・高校生のための演劇ワークショップ
『もっと知りたい!演劇の創り方』を開催します!

今年2月に開催して好評を得た「脚本の書き方」ワークショップを
この夏も開催します。
7/23に開催する脚本Aワークショップでは、
3回連続の講座で丁寧にすすめるので、はじめて脚本を書いてみるという人にも
安心して受講してもらえます。
書いてみて、読んでみて、演じてみたりして、
今の自分の中にあることばが誰かのセリフになる時間を体験しましょう!
今年2月の脚本ワークショップの報告記事↓
https://note.com/pandafulworld/n/nc2a7e90be6b9

現在、先着順にて参加者募集中!
応募締め切りを7/17⇒7/22に延長しています。
ぜひこの機会に、ご参加ください‼

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また、他にも5つのワークショップを開催します。
詳しくはこちら
それぞれの講座によって申込締切日が違いますので、確認してください。
以下から申し込みもできます。返信は3日以内にさせていただきます。

中高生のための演劇ワークショップ2023夏について↓
https://note.com/pandafulworld/n/n4d1dd69c348c

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舞台ワークショップのご案内

この夏、中学・高校生のための演劇ワークショップ
『もっと知りたい!演劇の創り方』を開催します!

その1つ、7/23に開催する舞台ワークショップでは、
「今さら聞けない舞台にまつわるエトセトラ、ありませんか?」
役者さんも、演出も、脚本を書く人も、実際に作品として形にしていくために
「舞台」そのものについての知識はとっても大切だと思います。
思い描く作品にするために舞台上でどこまでできるのか、
限られた時間の中で何を優先するとスムーズな作品づくりにつながるのか。
なんとなく知っているつもりになっていることも、
この際、劇場で活躍するプロの舞台監督さんに遠慮なく聞いてみましょう。
いろんな部署が協力してお芝居をより良くする、ヒントがきっと隠れているはず!

現在、先着順にて参加者募集中!
応募締め切りを7/17⇒7/22に延長しています。
ぜひこの機会に、ご参加ください‼

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また、他にも5つのワークショップを開催します。
詳しくはこちら
それぞれの講座によって申込締切日が違いますので、確認してください。
以下から申し込みもできます。返信は3日以内にさせていただきます。

申込・問合せ先:075-541-0619(水曜休館)
E-maiでの申し込みはこちらから
返信は3日以内にさせていただきます。

中高生のための演劇ワークショップ2023夏について↓
https://note.com/pandafulworld/n/n4d1dd69c348c


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2023年07月16日

京都役者落語の会「五丁目寄席」@stage Support Plan(3rd.step 東山のおススメ)

お待たせしました、今年も「五丁目寄席」の季節です。
東山フェスタのプログラムの1つとして始まって
今年で19年目を迎えます。
出演はエディ・B・アチャマン、岡嶋秀昭さん、桐山泰典さん、
二口大学さん、藤原大介さんの、おなじみのみなさんです。
ぜひ、暑さを笑い飛ばす夏恒例の役者落語にお越しください。

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【日時】 8月12日(土)14:00〜 ※開場は開演の30分前
【会場】 京都市東山青少年活動センター 創造活動室
     (東山区東大路五条上ル 東山区総合庁舎北館2F)
【料金】 要予約 1,000円/中高生は500円(要学生証)      
【お申込・お問合せ】
     E-mail kyoto.y.rakugo@gmail.com(京都役者落語の会)

※この公演は、ステージサポートプランの「東山のおススメ」枠で採用しました。
ぜひ多くの方々にご覧いただきたい、おススメの公演です。

2023年07月14日

初読み合わせ(23BS12)

第11回目となる今回は、前回決定した脚本の『読み合わせ』です。
演出担当の岡本昌也さん(劇作家・演出家)から、
これから一緒にビギナーズユニットでの演劇をどのように
創りあげていくかについてのお話がありました。

演出家のタイプには2つあり、自分で全て決める方と
全員で演出を考えていく方がいるという事でした。
岡本さんは全員で演出を考えていく方なので、
これからみんなと一緒に創っていくということが
話されました。
みんな、不安と楽しみでいっぱいの表情でした。
ここから、前回決まった脚本の読みが始まりました。

まず、岡本さんから読むにあたり意識する部分として、
・沈黙も読む
・誰に話しているかを意識して、あまり読み方を決めないようにしゃべる
・読み方をはっきりとする。(1ステージあたり100人はくるから!!)
・台詞は伝えることを意識する
といった点があげられました。
このことを意識しながら、まずひと通り脚本を読みました。

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これまで一緒にワークショップをしてきた仲間との初めての読み合わせで、
台詞回し、声、読み方などに刺激を受ける人もいれば、
もっと脚本の人物を調べて背景を知った方が話しやすいという人もいました。
本格的にこれから演劇を創り上げていく事を実感している様子で、
ドキドキしたり、少し不安を感じている人もいたり。
いろんな思いが出た読み合わせの時間になりました。

posted by ひがせい at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月11日

脚本決め(23BS11)

7/10は、演劇ビギナーズユニットの山場でもある『脚本決め』でした。
今回の話し合いでこれからひと夏かけて、挑む脚本が決まるのと
前回(7/9)の講座での意気込みも相まって、みんな熱量を持って臨んでいました。
脚本候補の3つから、やりたい脚本候補で分かれ、各グループで話し合い、
まずは、出た意見をまとめて発表し合いました。

1人1人がその脚本の良さを話し合っていく中で、難しい顔や、悩んでいる様子、
共感できる意見など、人それぞれの考え、意見があるからこそ
妥協無しで話し合いが進んでいたと思います。

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中盤以降、
・「全員が共通して合意できるポイントは何か」
・ビギナーズユニットに参加したことで「"得られるもの"とは何なのか」
ということが焦点となった話し合いになりました。
その中で、共通して出た「ビギナーズユニットでやる」ということについては
議論をまとめるうえでとても大事な視点になり、
ビギナーズに参加するきっかけとして普段の生活と違った体験をしたいという、
みんな共通して納得できる、参加することの確信を踏まえた話し合いが続きました。

最終的には、ビギナーズに「飛び込んでしまった」からには
大きな壁にチャレンジしてみよう、
しんどい時も、集まったメンバーみんなで支え合おう
というところで全員が合意でき、脚本が決まりました。

演出の岡本さんと演出補の鳩川さんにもこの話し合いを見届けていただきました。

posted by ひがせい at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月10日

「舞台に立つための身体になるD」(23BS10)


第9回目になる今回は、【創作】です。
講師の村上慎太郎さん(劇作家・演出家/夕暮れ社弱男ユニット)に
3時間で体験する「ミニ演劇ビギナーズユニット」を進めていただきました。
少人数のグループに分かれて、村上慎太郎さんが過去に書いた脚本3つから
1つの脚本に話し合いで絞り込み、その後、村上さんから配役決定や
演出をしていただいて、グループごとに創作し、最後に発表しました。
短い脚本なので、みんな台詞も覚え、空間づかいやシーンや役の動きなど、
演技にも工夫を重ねていました。

村上さんからみんなに丁寧に伝えていたことのひとつが
脚本選びの中でなぜこの脚本を選んだかについて、
突き詰めて話し合う事がとても大事という事でした。

実際に演技する中で細かな表現はそれぞれ違うので、
もっとこうしたら伝わりやすい、1人1人の役柄が明確に分かりやすい
のでは…という意見交換を各グループでしながら練習をしていました。

いざ、発表が始まると、短い練習時間なので、観られる緊張も加わり
台詞を飛ばしてしまったり、立ち位置の場所が分からなくなったり、
と練習と本番での空気の違いに戸惑う部分も見えましたが、
それを演じながら仲間が教えてあげていたり、サポートしながら
一つの劇を演じるチームワークが垣間見えるとてもいい瞬間でした。

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最後は全員でフィードバックをし、内容や演技部分は除いて、
何を悔いに感じたか、全体で共有したい事を出し合いました。
「気を使い過ぎず、誤解を生まないように脚本を決めたい」
「妥協した部分があって、もっと相互に意見を出し合いたい」
「脚本を決める時に自分の意見を持つ」「状況の把握が難しかった」
「書記がいた方がいいと思った」
など、明日(7/10)の脚本決めに向けて、今日の経験からいかせる
意見を聞くことができました。
最後に講師の村上さんから「妥協しない、後悔しない脚本決定を!!」
という言葉をいただきました。

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2023年07月09日

「脚本の読み方ワークショップ」A(23BS9)

第8回目は前回に引き続き「脚本の読み方ワークショップ」。
講師も引き続き高杉征司さんにお越しいただきました。

まずは、前回同様の頭と体を動かすウォーミングアップ行いました。
合意形成がとても大事になってくる動きに全員が苦戦していました。
演劇でも大事な、非言語の表現や状況判断が必要になってくる動きから
読み取るワークにも、後半になると少し慣れてきていました。
次に、リズムゲームで発声を兼ねて大きな声でしっかり目と体で
相手に示す練習をして、これからのワークの準備が整いました。

ここから、創作タイムでした2つのグループに分かれ、脚本の一場面を
「実際に列車が見えるように」というお題が高杉さんから出ました。
工夫しながらグループに分かれまずは、イメージしながら創作が始まりました。
高杉さんからは、意見を交換し、実際に本物が見えるようにどう表現するかを
話し合うことが大事というアドバイスが。
そして、2グループ共に各々の解釈を話し合い、工夫し、実際に動いてみて、
同じ場面でも2グループの解釈の違いに「こういう方法もあるのか」など
互いの違いをプラスに考えていました。

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残りの2つの脚本についても、一つの場面を4グループに分かれ
配役を決めて練習しました。
その中でもそれぞれの役の解釈を伝えあいながら取り組んでいましたが
・お客さんに伝えないとという気持ち
・大げさに表現してしまう
・体のこわばりがない
といった点で、表現する事の難しさを感じていたようです。
最後に高杉さんから、演じている皆さんを見ていて、それぞれにいいものがあった。
タメの使い方、身体の使い方、距離感、いろんなものを使って
脚本のメッセージを伝えてほしい。とお話しいただきました。


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2023年07月07日

劇団蒲団座の挟み込み

劇団蒲団座の公演「まよい軒」の挟み込みは、
東山センターでの預かり分はありません。
挟み込みを希望される方は、劇団蒲団座のTwitterへDM
にてご連絡をお願いします。

公演は、7月15日(土)の1回公演です。

「EP(エピ)」参加者募集中!

集まった仲間でアイデアを出し合ったり、
いっしょに作ってみたり、 ただおしゃべりしたり・・・
そんな自由でゆっくりな 〈ものづくり空間〉 をつくっています。
ものづくりが初めての人や何かはじめたいけど何をしようか迷っている人、
ただおしゃべりしたい人。 みなさんの参加をまっています!
今年度はセンターを飛び出して 「みらくまの」 に集合です!

第1回『マイバックを作ろうの日』
カッティングシートやクレヨン、布の端切れなどで
“使って楽しいカバン”を自分好みにデザインしよう!
お店には売っていない“マイバッグ”を作ってみませんか?
からだひとつで気軽に参加してください〜!

日 時:7月30日(日)
    1部 13:00〜14:20
    2部 14:40〜16:00
※1部または2部のどちらかを選んでください。

場 所:コミュニティースペース&レンタルギャラリー みらくまの
    (京都市東山区今熊野椥ノ森町41-12)

対 象:市内在住・通勤・通学の中学生〜30歳までの方

参加費:500円

定 員:各部10名ずつ

申し込み・問い合わせ:075-541-0619(水曜休館)
東山青少年活動センターへ直接来館またはE-maiにて受付中


画像をクリックしてください。拡大されます。
#EP_omo2 #EP_ura2
 



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2023年07月06日

「脚本の読み方ワークショップ」@(23BS8)

第7回目となる今回は「脚本の読み方ワークショップ」ということで
講師は(劇作家・演出家・俳優)の高杉征司さんにお越しいただきました。
初めに、身体と頭のウォーミングアップという事で「人間知恵の輪」を。
ポイントは、自分だけの思考ではなく、チームでのコミュニケーションを取り
相手の状況を把握しないといけないということでした。
これは演劇に通ずるものが有り、自分の演技だけでなく、他の人の演技も把握
していることでとてもやり易くなるという事が体感できるゲームでした。
その次は、「連想ゲーム」。これには相手に目と体を使いはっきりと伝える
という事と分かりやすく大きな声で伝える発声練習でもありました。
脚本の読み方には相手の伝えたいことを汲み取る事が大切ですが、
やはり自分の伝えたい事も言えないといけないので、ここからの講座を
進めやすくするためにも大切な時間でした。

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身体も頭もほぐれて、ここから今回の上演作品候補の脚本3つを
読み解いていくという本題に入りました。
みんな、読み込んでいる作品への興味や解釈方法は人によって違い、
一人一人の意見だったり、解釈について意見交換し合い、
今まで自分が思っていたこととの違いや、
一人で読んでいる時には分からなかったことが分かったりと
3作品共に全く違う世界観で時代背景も異なるので、
理解しづらい所もありましたが、全員で各作品を読み解いていました。

最後に、【青春て何?】という高杉さんからの質問に、
「自分をさらけ出せる時期」「人の目を気にせずに一つの事に熱中できる時期」
「自分だけの大切な思い出」「生きることの初心者である期間」など
一人一人の思考や個性が違う意見が聞かれました。
みんなが一緒に、いろんな角度から深堀出来きたのがとてもいい時間でした。

次回も高杉さんにお越しいただき「脚本の読み方ワークショップA」を行います。
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2023年07月04日

ビギナーズユニット2023、募集締切ました!

7月7日を最終の募集締切としていましたが、
本日定員に達しましたので、締め切らせていただきました。

いろんな場面で広報にご協力いただいた皆さまに
お礼を申し上げます。




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2023年07月03日

俳優としての演技U(23BS7)

6回目となる今回は『舞台に立つための身体になる』第4弾になります。

4回目にも講師として来ていただいた、藤井颯太郎さんに起こし頂き
「俳優としての演技U」を行いました。
始めに、身体と頭を使う名前を使った鬼ごっこ、スペースを
めいっぱい使い歩きながら名前を呼び鬼を交代していくゲーム。
これも俳優としての周りを見る・判断する鍛えられ、
この後の講座にスムーズに入れるウォーミングアップでした。
ここから演技のリズムについてのお話があり、
実際に決まったシュチエーションの役を演じながら
手を数回叩く「音」に恐怖を演じていく、というワークを行いました。
すべて同じ音の中で1つ1つのリアクションの強弱と変化で
手を叩く音だけで観ている人の恐怖感を生むことができると、
演じ、表現することで、みんな納得していました。

次に、音を使ったワークとして目を閉じ、音だけで
シュチュエ―ションとストーリーを想像して楽しませる。
2つのグループに分かれ、チームで内容を話し合いで決めて、
相手グループが音だけでストーリーを読み取り、
最後にどんなストーリーかを答え合わせをしていきました。

最初の頃に比べて、みんなの表現力や読み取る力もついてきている為、
チームの中でそれぞれの意見を話し合い、ストーリーを当てたりと、自分たちでも、
少しずつそういった力がついてきている事を実感しているようでした。

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最後のワークは、5人で教わった7つのテンションを使い、指定された言葉だけで、
観ている人たちが5人のテンションを当てるというゲームを行いました。
当てる方は思っているのと違ったり、演じる方は一緒にやっている人の
テンションを見ずに自分がどう見えているかを気にしすぎてしまい、
周りとの連携が上手く取れない難しさを感じたりといった経験が
逆にやる気に繋がる時間になったようです。





posted by ひがせい at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする