6/3からは2回連続で、舞台に立つための身体になるシリーズの
「俳優としての演技T・U」を行います。
俳優の中村彩乃さん(安住の地/劇団飛び道具)を講師にお迎えし、
俳優としての演技Tを行いました。
作品を創作していく中で必要となる演技についての講座です。
まず演技において一番大事な「相手に伝える」ということを中心に
ゲーム形式で行いました。
最初は、少し動きながら気持ちと身体のアップから。
参加者同士盛り上がりながらお互いに伝えるという気持ちをもって
取り組んでいました。
ここからさらに演技をする上で、一歩踏み込んだワークを行い
参加者一人一人が持っている感覚や息を合わせる大切さを知ることが出来ました。
俳優が演技をする時に一番大事な発声を体の仕組みや実際に
どのように声を出すのか、演技をする際に長い時間、舞台の上で台詞を発する
必要があり、そのために声を維持する時に意識する所であったり、
発声の練習では全身の力は抜いて行うことが大切で、立って行うより、
寝たり座骨を地面に刺すように座って練習することが効果的であることを実践し
参加者はそれぞれなりに効果を少しでも感じていた様子でした。
最後に、ペアになって、エチュード形式で演技をしました。
台詞は数字だけ。それで見ている人にどんな場面なのか、
どんな役柄なのかを読み解いてもらえるように演技をしました。
講師の中村さんとプロデューサーの大熊ねこさんによる
エチュードをまずは見てみます。
「なるほど〜」と見ている参加者からは納得の声や笑い声も聞かれました。
続いて、参加者でやってみました。
演じている人は互いに発表の場で試行錯誤しながら伝えていました。
見ている人たちも考えながら、互いの発想や感覚の違いに驚きながら
取り組んでいました。