【12月3日の私たち】
今日も始まって以来初めて、机を並べての「私たち」。
発表会のプランづくりです。
五感を楽しむという要素と
昨日まとまった場所を変えて移動していくという要素を
組み合わせ、センター近辺のどこか5か所(A地点では視覚の要素、
B地点では聴覚の要素を取り得れた何か、といった感じ)巡る案が
かたまりました。
次に、5地点を巡るための、何かテーマ性を設けた方がいいのでは?
ということになり、何かを感じてもらう第6感の6という数字から
六道の辻が近い、ということになり、そう言えば、近所に
幽霊子育て飴のお店もある、ということで
発表会はミステリーツアーの様相を帯びてきました。
ミステリー好きのメンバーの解説が始まり、
六道の辻とは、この世とあの世の交わる辻で、
昔この辻より東の山麓一帯は鳥辺野と呼ばれる風葬地で、
庶民には墓を造る習慣のなかった平安前期、
死者が投げ捨てられるエリアであったこと、
六道珍皇寺(ちんのうじ)には、小野篁(おののたかむら)が
冥土通いをしたという井戸があること、また、幽霊子育て飴は
死後に墓の中で生まれた子供のために、幽霊が毎晩買い求めたという
いわくつきの飴だということを知りました。
ただ歩くだけではちょっと……、道中の楽しみも考えないといけない
ということで、不思議発見みたいな感じで途中で問題を出す人が出現
したら面白いのんちゃうとか、街角でいきなりがまの油売りの口上が
始まったら面白いとか、借り物競争の要素を取り入れてはどうかとか
様々なアイデアが飛び交いました。
後半はみんなでロケハンに行きました。
センター→六波羅蜜寺→幽霊子育て飴のお店
(東大路松原西入ルにあったのですが、
移転して六道の辻の近所に場所がかわっています)→六道珍皇寺
(境内には入れましたが、井戸は見れませんでした)→清坂亭
(二口さんのお知り合いの店、夜間拝観の時間帯でものすごい人出でした)
実際に歩いてみると、結構疲れる・時間がかかる、かなり寒い、
移動途中を、退屈しないようにどう工夫するか、
雨の時のことを考えると、屋内と2通りのパターンを考えないといけない、
など整理の必要な点がいくつも出てきました。
センターに戻ってからの話し合いでは、いろんな場所を巡ることが
居心地のいい空間創りにつながるのかどうか、少しずれて来たように思うとか、
移動する要素は面白いと思うけれども、やってみたいことがまずあって、
その場所が必要だからそこに移動することはいいけれど……、とか
なんだか、振り出しに戻った感じです。
そこで、次回までにプログラム内容をもう一度
考えてくることになりました。
今日の私たちは、「探検ぼくのまち」と名付けました。
2005年12月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック