昨日、ヤマコジのゲネプロが行なわれました。
朗読実験室 round2 ということで、
昨年よりバージョンアップしています。
何より、音響・照明の使い方が効果的で
パフォーマンスとしての「詩の朗読」に
とてもマッチした演出がなされていました。
朗読される3作品は、
作家・エッセイストでもあった岸田今日子さんの「あしおと」。
効果音と3人のダンサーのパフォーマンスが印象的な作品です。
冒頭、ヤマコジを含めた5人の女性たちが
舞台上を歩き回る際のヒールの足音が、
詩への導入にうまく使われていました。
2つ目は、誰しも一度は読んだことのある、
なつかしさあふれるサンデグジュペリの「星の王子さま」。
これも物語の内容に沿って、
バラの花びらが舞台上に散らされるという演出でした。
休憩をはさんで、最後の作品は
ヤマコジだけが登場する、ゆるぎない朗読。
ある日、自分が動くことに気づき、
そして、海にも浮かぶこともでき、
やがて、宇宙空間の移動も可能だと気づく
ココロコと呼ばれる城塞都市の壮大なファンタジー、
恩田陸さんの「オデュッセイア」という作品です。
ゆったりとした気分で、お話を聴く贅沢。
まさに、オトナのためのお伽噺。
今年も、東山フェスタの最後を飾るヤマコジの朗読。
本日から本番です。
ぜひ、足をお運びください。
2008年09月27日
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