全6回にわたって実施した
「インプロヴィゼーションワーク」の報告です。
参加者は7名。
現在、無業の状態にある青少年を対象にしたプログラムで、
今年で2回目の実施でした。



5回目までは、ミーティングルームを使った3時間のワーク。
毎回始めに行ったのが、身体をほぐすための「タオルバレー」。
結構汗をかきながら最大63回まで続けることができました。
次に呼吸法を交えたストレッチ、
身体の動きに合わせて声も出しました。
初めは少し抵抗がありましたが、
回を重ねるごとに結構出せるものなんですネ。
いよいよ演劇の手法を使ったプログラム。
「ジェスチャーゲーム」の感覚でいただいたお題を見せ合います。
自分では一所懸命表現しているのに答えが出てこない。
「う〜ん‥‥」思わず考えこんでしまう場面も見られました。
グループで話し合って、出されたお題に基づいて創作したり、
いくつかの写真を身体で表現して、
どんな空間や状況(季節・場所など)かを
周りの人に当ててもらったり。
講師のアドバイスから、表現の仕方を少し変えるだけで、
相手への伝わり方が随分違うことが感じ取れました。
4回目からは、短い台本を使って、ある場面を創作しました。
動きやしゃべりに戸惑いながらも、
何とか雰囲気を伝えようと皆一所懸命でした。
最終回は、創造活動室を使い、これまでのワークを用いて、
伝えること・受けとることについて体験しました。
6回という短い期間でしたが、
参加者のみなさんには明らかに変化がみられました。
「就職面接などでもリラックスできる方法や
客観的になれそうな方法がわかって良かった」
などの声がきかれました。