「私たち」体験談、第6弾は川津さんの私たちです。
とても控えめな印象のある川津さん。
しかし、全体の動きを実によく見ていてくださいました。
お客さんとの連帯感をどう創るかという話題になった時、
ゲームをやろう、という流れの中で、
「それは他の人でもできることじゃない?」という
川津さんのことばが、自然体でやればいいのではないか
というみんなの流れを作りました。
「私たちの空間」・・・・。
チラシの説明をよく読んでも、具体的に何をするワークショップなのか
よく分からないなぁ・・・というのが正直な感想だった。
しかし、初めから何をすると決められていない、その曖昧なところから
最終的に何かが生まれる瞬間というのは何だか面白そう。
そして実際、この三ヶ月間とても有意義で楽しい時間だったように思う。
具体的にどういう事をしていたかというと、体を使ったゲームや、
自分の好きな本を朗読し合うといった、とても「ユルーい」内容。
初めはそのノリに慣れずに少々戸惑ったが、
毎回そういう事を続けているうちに、徐々に考え方が変わっていった。
「何かをしなければいけない」、「何者かにならなければいけない」
という気持ちでいると、自分だけではなく相手にもしんどい思いをさせてしまう。
それに気が付いた時、このワークショップの意味も、
自分がそこでどうあるべきなのかも、少し分かったような気がした。
発表会当日は、ワークショップとは別にメンバー宅で何度かした
一品持ち寄りパーティーのように、各自の得意技を持ち寄った。
何の脈絡もない滅茶苦茶な取り合わせを、見事なフルコースに
仕立てて下さった講師の二口さん、辻野さん。
その味見役をして下さった東山の西田さん達。
プロのように完璧な味付けではなかったにせよ、
それを温かく見守り楽しそうに召し上がって下さった観客の皆様。
そして、「ユルユル」ながらも真剣にこの空間に取り組んだ
「私たち」メンバー。
全ての方にお礼を言いたい・・・有り難うございました!
川津かなゑ
2005年12月29日
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