明けましておめでとうございます。
新春第1弾は、シリーズ第6弾、大藤さんの「私たち」体験です。
パフォーマンスは、大藤さんの「私たちの声が聞こえますか?」という
素晴らしい詩から始まりました。そして、待たせる女を澤田さんとの小芝居で演じて
いただきました。
今回のワークショップは自分の心地よさ、相手の心地よさ、
空間の心地よさを考えるという時間でした。
自分にとっての楽しい、嬉しい、悲しい、嫌だ、といった感覚を、
どのような点で、自分はその感覚になったのか?
いつもなら感じるだけでしたが、感覚の生まれてくるルートを追究してみました。
すると感覚の理由を見つける事が出来ました。
『青空→気持ち良い』が『青空→(この青さが好き、
どこまでも遠くと繋がっているみたい、ゆったりと眺めていられるのは
気持ちに余裕があるのね)→気持ち良い』というふうに、
感覚だけだったのが感覚の裏に色々な理由がある、それを見つめる事が出来ました。
また、それは他者にとっては、どのようなルートなのかに思いを巡らせました。
自分と他者は違うので、相手の立場で考えるという作業は大切です。
しかし、その作業は様々な状況を踏まえ考えなければならないと切実に感じました。
しかし、時には他者の立場にたち過ぎても良くない。
自分の目線が曇ってしまうからです。
バランスの取り方に個性が反映されます。
状況を把握する。立場を把握する。
参加当初の思い描いていたワークショップとは違うルートを辿り、
『伝達する事の難しさ』を私に見つめさせてくれる時間となりました。
情報は溢れています。それを伝えたい人に確実に伝える、
そのコツを少し掴ませてもらえました。
今回の企画は本当に多くの方々の協力のもとで無事に終了する事が出来ました。
来て下さった方、来てもらえなかったけれど楽しみにして下さっていた方々、
西田さんはじめセンターの職員の方々、二口さん、辻野さん、かなこチャン、
そしてメンバーのみんな。本当にありがとうございました。
大藤 寛子
2006年01月05日
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