先週末に行われた、THE GO AND MO'S旗揚げ公演「黒煙」。
ベトナムからの笑い声の脚本兼役者をしている
黒川猛さんの一人芝居でした。
一人芝居といってもいくつかのオムニバス形式で、
ベトナムからの笑い声でも毎回好評のシリーズや
今回はじめての挑戦となる、創作落語などを披露しました。
スクリーンを使って映画のタイトルや
その映画のストーリーに出てくるキーワードを用いて
袖幕奥に控えている〇Iさんがキーワードを言うと
それをもじった言葉を黒川君が舞台上で言う
という作品がありました。
本番前に、袖幕奥でキーワードをマイクで言う役の人が
劇団の公演でも毎回同じ人だったので、
なぜ他の人にしないのかと聞いてみました。
すると、声質が無機質だからいいのではと音響さんから意見。
黒川さんからは、例えばその場で言葉を噛んでしまっても、
他の人だと文句も言えずストレスが溜まってしまう。
でも、学生時代から十数年一緒に劇団をしているメンバーで
信頼関係もできているので、
間違ったら指摘し合える仲だから。
という答えが帰ってきました。
長く劇団運営を共にしている仲間がいるからこその言葉だと思いました。
こういう関係性を持てているということが、
初の一人芝居公演を後押ししてくれているのでしょう。
色々な場面で遠慮しているといい創作はできません。
今回はそういう意味でも東山のおススメ公演であったと思います。
2009年10月20日
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