10月12日に修了公演を終えた、ジュウゴハリのメンバー。
2日休んで、10月15日に最終オリエンテーションを行いました。
この最終オリエンテーションは、公演の反省会ではなく、
この3ヶ月間を振り返って、参加しようと思った理由や得たこと、
得られなかったこと、自分はどう過ごしていたのか、
他のメンバーとはどんな関わりだったのかなどを
15人が一人ずつ話します。
今まで気づいてなかった自分自身について話したり、
この機会を通して次につながることをつかんだ話があったり。
もちろん、いいことばかりではなく、
参加した当初はこうしたいと思っていたことができなかったとか、
やろうと思ったけど人任せにしてしまったという声も聞かれました。
今年のメンバーなりの集団として成長していく過程を
そばで見ていて感じたのは、
それぞれに思い込みが強い人が多かったということでした。
自分はこうだからとか、きっとあの人はこう思っているからとか、
こうしたらああなるなど、見ようによっては先読みをし過ぎる
メンバーが多かったとも言えました。
集団創作で必要とされるコミュニケーションの中で、
思い込みは、時には気づかいという相手を思いやる行為にも見えますが、
それはお互いがその時どう感じたり、考えたりしているのかを
確認するということを妨げることにもなります。
同じ舞台に立ち、色々な価値観を認め合いながら創作していくという過程では、
必ずしもいい方向に進むとは言えません。
特に最終的な創作場面では、もっとこうできたのに
という後悔につながっていきます。
今年の振り返りで聞かれた感想ではそういったことが多くありました。
しかし、この経験が次に自分に起こる出来事の中で、
生かされるものになると、それぞれの話を聞いていて感じることもできました。
2009年10月22日
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