表現活動へのお誘い「影絵」3日目の報告です。
まずは、影絵しりとり。
○・△・◇など、簡単な形や、部屋にあるものを好きなように
組み合わせ、影でしりとりをしました。
紙を組み合わせただけなのに、影に映してみるとそのように見えるから不思議です。
「しっぽ」「ポニーテール」など様々な発想が生まれていました。
次は「ウサギとカメ」。
手影絵でウサギとカメの作り方を学んだ後、実際に話を作りました。
本来はウサギとカメが競争をして、ウサギが寝ている間にカメが追い抜く、
というお話ですが、「ウサギとカメが動く(走る)」以外は
自由に話をつくっていいという設定にしました。
あるグループのお話を紹介します。
昔々卑怯なウサギと正直なカメがいました。
ウサギは、どうしてもカメに勝ちたいので、
カメの甲羅の上に子どもを乗せて競争しました。
あまりの重さになかなか前へ進めないカメは、
「えいっ」と甲羅を脱ぎ捨ててしまいました。
するとカメはものすごいスピードで走れるようになりました。
カメに抜かされそうになったウサギは、昔、狐に習った変化の術で、
カメの甲羅に変化し、カメはまた重くて走れなくなってしまいました。
そうこうしているうちに、先ほど脱ぎ捨てた甲羅を背負った
子どもウサギがゴールしてしまいました。
という結末。
カメが甲羅を脱ぐという発想も、たまたま手が外れて出来上がったとのこと。
形を簡単に変えられるのも、影絵のおもしろさだと思いました。
もう一方のグループは、カメが大群で追いかけてきたり、
巨大化したり、最後はどこからか人間が出てきて仲直りをさせ、
ハッピーエンドになってしまう、という結末。
こちらはOHPやカラーフィルターを駆使しながらお話を膨らませていました。
同じ題材でも、全然違ったお話が生まれるものだな、と感心させられました。
後半は、いよいよ発表に向けてのお話づくりです。
「子どもたちに見てもらうこと」
「5〜10分の物語をつくる」ことを共通項として、
2グループがお話づくりに挑みます。
今まで体験した話の作り方や、発想も参考にしながら、
話の骨組みを考えていきます。
「即興で物語をつくることが好きらしい」
「できた物語の登場人物を影絵でつくるのが好き」
それぞれの得意なところを出し合いながら話の骨組みを
つくるところで本日は終了しました。
2006年02月18日
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