2010年06月14日

最優秀賞は、立命館中学校に!

春の合同公演2日目は、立命館中学校、音羽中学校、
洛星中学校、京都文教中学校の、4校の公演が行なわれました。

公演終了後は、参加11校の、100人を超える生徒さんたち全員が集まり、
感想交流ということで、他校の公演を見ての感想を順番に述べ合い、
お互いの健闘を讃え合っていました。

その後は、審査員をお願いした
役者で劇団代表の高杉征司さん(WANDERING PARTY)と
振付師でダンサーの隅地茉歩さん(セレノグラフィカ)
のお2人から、2日間の講評がありました。
ちょっとした工夫でお芝居が一段とよくなる、たくさんの
ヒントを教えていただきました。
また、各校のパフォーマンスに対しても
1校ずつとてもわかりやすく丁寧な意見をいただき、
時にはかなり具体的なアドバイスもしていただきました。

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審査の結果、最優秀賞は立命館中学校、
優秀賞は京都文教中学校、優良賞は同志社国際高校と松原中学校に決まり、
副会長の佐藤校長(向島中学校)から賞状が授与されました。

4時頃からは、閉館までの残りの時間を使って
担当の生徒さんたちと一緒にバラシを行ない、
5月15日の事前研修から始まった
2010年の中劇研のスケジュールはすべて終了しました。


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立命館中学校「ヒトデとバナナ」
 島に漂着した女子中学生とその島にすんでいる謎の女性集団。
 ことばが通じない者同士の出会いと、
 お互いのコミュニケーションの深化を
 ダンス表現によって試み、視覚的にも巧みに表現していました。
 照明さんや音響さんまでも動員して役者として使い、
 アクティングエリアを客席の最後部にも拡げる試みや
 場面転換のおける工夫など、見応えのある内容でした。

音羽中学校「喫茶店は大忙し」
 カウンターらしきものといくつかのテーブルと
 おしゃれなテーブルクロスがあれば
 比較的簡単に喫茶店という、役者が立つことのできる場ができあがる。
 場所が視覚的にわかるというのは、お芝居に安定感を与える。
 しかも、すべての役者がしっかりと声を出して、
 しっかりと会話が成立している、そんな印象を受ける公演でした。

洛星中学校「回転狂時代」
 ほとんどが女子という中学演劇で異彩を放つ洛星中学校演劇部。
 男子校ということで、もちろん役者はすべて男性。
 スーツに身を固め、かなり大人な内容のお芝居に挑戦しました。
 幕が十分に開かれないままお芝居が始まってしまい、
 しかも最後まで誰も気づかず、そのままだったのが惜しまれる。

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京都文教中学校「ハカセとピッチョン君〜宇宙を旅する愉快なふたり〜」
 様々な星の生命体を調査している2人の宇宙人が地球へとやってきました。
 2人はことばの自動翻訳機などを使って地球人とのコンタクトを試みるのだが、
 機会が少々古いため、誤った翻訳から、地球人をうまく
 理解することができず、妄想が広がっていく。 
 地球人はいつ登場するのか、なかなか登場して来ない。
 今か今かと、第3の役者(地球人)に注目が集まる。
 結局、最後まで地球人は登場せず終い。テンポのいいしっかりとした台詞回しで、
 とても楽しめる内容になっていました。

posted by ひがせい at 10:40| Comment(2) | TrackBack(0) | ▼学校との連携プログラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
丁寧な記事、ありがとうございます。
一つ訂正をお願いします。
文京ではなく、文教です。
Posted by 一保護者より at 2010年06月15日 19:48
合同公演にご来場いただき、ありがとうございました。
また、ブログもご覧いただき、ありがとうございます。
たいへん失礼いたしました。
修正させていただきました。
ご指摘いただき、ありがとうございました。
Posted by 東山青少年活動センター at 2010年06月15日 19:49
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