東山センターがリニューアル・オープンして以来、
毎年、中劇研春の合同公演を支え続けている
創活番ボランティアチーフの岡野さんに、
今年の中劇研についてまとめていただきました。
今年もボランティアスタッフとして関わらせていただいた
ケービーズ・岡野です。
今年は参加校も増え、客席があふれんばかりとなって、
こちらとしてはうれしい悲鳴でした。
実は創造活動室のボランティアスタッフも少しずつ増えており、
こちらも盛り上がっていければよいなぁ、と考えています。
さて、今年も中学生の皆さんの作品から感じたことを
お伝えしておこうと思います。
今年の作品もみな力作揃いで、観ていて沢山のパワーをもらいました。
そしてその中で、今年、とくに強く感じたことは、
『作品には、作り手の中にあるものが出る』ということです。
少し厳しい言い方をすれば、作り手が持っていないもの
(または、作っている中で得ることのできなかったもの)は、
作品には描けない、ということです。
「その作品で伝えたいこと(テーマでも感動でも笑いでもとにかく
好きだという思いでも・・・でもいいので)が、君たちの中に強くありますか」
「そのために、自分たちが本気で(言い訳じゃなく)
納得できるだけの努力と工夫を重ねましたか?」
この質問に、自信を持って答えられる作品は、
結果がどうあろうと、胸を張って良いと思います。
どこか途中でよくわからないことがあったけれど、
まあいいや、と、そのままにしたなら、それは後悔してほしいのです。
届くか届かないか、は関係ありません。
自分たちがやりたいことを探して、それと本気で向き合ってください。
本気で向き合えば、自分たちが何をすべきかは見えてきます。
そしてそのための努力を重ねてください。
今年も沢山の良い作品をありがとうございました。
来年、もっともっと素晴らしい作品を楽しみにしています。
2010年06月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック