2010年09月13日

自分史朗読公演、無事終了しました(10FS16-1)

9月の4日と5日の2日間にわたって
行なわれた自分史朗読公演。
2回公演で76名の方々にご来場いただきました。

青少年ボランティアが高齢者のお宅を訪問して
人生における様々な出来事やそれにまつわる想いなど、
直接お聴きしたお話を自分史としてまとめ、
印刷したものを和綴じにして敬老の日に差し上げる。
これが昨年までの伝記作成プロジェクトでした。

そうしたサイクルで回を重ねてきた活動ですが、
今年は、昨年の伝記作成ボランティアが立ち上げた
自分史朗読プロジェクトによって、
「発表する」という新たなサイクルが加わりました。
作成された自分史を1つの作品として、
公演という形にして、その内容を声に出して
当事者(高齢者とお話を聴き取ったボランティア)
以外にも届けるという試みです。

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自分史の朗読公演ということで、観客の中には、
東山区役所のまちづくり関係の職員さんや
老人福祉関係・介護関係職員さんほか、
高齢者の聴き取りに関わっている方々、
その他、こうした活動から何かを学ぼうという方々など、
普段あまりセンターに足を踏み入れたことのない
方々が来られました。

そういう意味では、センターでの活動から
外部への拡がりが実感できたと共に、
様々な領域で高齢者の聴き取りをしている方々に対し
何らかの影響を与えることができたようにも感じられました。

公演アンケートには、
病と闘い、明るく前向きに日々を感謝して生きる女性の生き方と
仕事は、長く続けていると、自分の身の丈に合ってくる
という男性の生き方への共感をはじめ、
 「とても楽しい時間をありがとう。」、
 「心にひびくことがたくさんあった」、
 「お二人の人生からいろんなことに気づかせてもらった。」
ということばや
 「伝えることで自分史の魅力がさらに高まると思った。」
 「次回も期待しています。」
 「ぜひ、続けてほしい。」という声も。
たいへん有難いことばをたくさんいただきました。
今回、自分史を公演という形で朗読をさせてほしい
という依頼を快く受けていただいた、お二人の高齢者。
それぞれのご家族と一緒にご来場いただきましたが、
このお二人のご家族の方々にとっても
たいへん意味のある公演だったように感じられました。

公演終了後、朗読をしたFさんと一緒に
ご家族全員で記念撮影をされる姿は、とても印象的でしたし、
〇〇という話は聞いていたけど、実はそんなとがあったのか
という話し声も聞こえ、これを機会にご家族や
ご親戚との会話が弾んでいました。
想像以上によかったと、感謝のことばもいただきました。

ボランティアの独り占めではもったいない。
そこで、お二人の人生を、声に出しておすそ分け。
ということで始めた、自分史朗読プロジェクト。
同時代を共に生きて来た方々だけでなく
若い世代の方々にも、何かを伝えることが
できたのではないかと思います。                            
                           つづく

posted by ひがせい at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼東山フェスタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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