毎年第1回目(5/26)は、京都で活躍されている演劇人をお招きして
演劇の楽しさを語っていただく企画。
今年はヨーロッパ企画代表の上田さんにお越しいただきました。
上田さんのお芝居とのかかわりは、高校2年のとき。
友人から文化祭での演劇の台本を頼まれ、
作った20分のお芝居が好評だったこと。
高校時代から、大学で演劇をやりたいと考えるようになり、
各大学の演劇部のお芝居を見てまわり、
同志社小劇場に入ろうと決め、同志社大学に見事入学。

1回生のとき、11月の文化祭で、上田さんが台本を頼まれ
劇団員と演った、「ところで君はUFOを見たか」という
UFOにさわられた2人の男がUFOの中で会話する2人芝居。
5回公演だったそうだが、回を追うごとに観客が増え、
手応えを感じたという。
それが劇団内ユニット、ヨーロッパ企画の出発点。
上田さんのお話は30分くらいで終わり、
その後は、参加者からの質問に答える形で進めることにしました。
就職活動はされたのですか?
はたして演劇で飯が食えるか、という岐路に立たされたとき、
自分だけでなく、人様の人生を巻き込んでやっていく
覚悟があるか、と親に問われたというが、
5回生となり、大学に残っている上田さんを残して
次々に卒業していったヨーロッパ企画の仲間たちも
誰一人就職をしようとしなかったという。
大学を中退して演劇に本腰を入れようと決意したとき、
どうせやるなら、続いていくやり方を考えて目一杯やりなさい
という親からのアドバイスもあったという。
上田さん曰く、独りではできないことも集団だと何かできる。
「続いていくやり方を考える」、「集団だと何かできる」、
こういう意識が、ヨーロッパ企画の根幹をなしているように感じました。
エンタメをやりたい、芸術ではなく芸能をやろうと決めてから
幅広い活動が始まった。
お笑いの人やミュージシャンと一緒にやる。
テレビドラマや映画になる。
映像の制作、ウェブデザイン、iPhoneのゲーム作りも手がける。
その他、ヨーロッパ企画で得たものは?
演劇が趣味から仕事になったときは?
ヨーロッパのお芝居は、独特の台詞まわしがあるように感じるけれども、
役者さんの普段もあんな感じなんですか?
といった質問も出されました。
思い出深い演劇はという問いには、
「囲むフォーメーション」と答えました。
(※思いのほかセキュリティーが甘かった研究所を舞台に
プログラマたちがスパイ対策のフォーメーションを考える話で、
「囲」という形の9部屋からなる研究棟を、1部屋ずつ時系列で見せていき、
最後に全貌が分かる、という仕掛け)
そこへ行くまでに、ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルに参加した体験談から。
予選では、他劇団のとんがったパフォーマンスばかりに
意表を突かれながら、ベタなコメディーで本戦出場を果たし、
演じられたのが、冬のユリゲラー(曲がれスプーンの原型)。
それから東京でも公演をすることになって、「囲むフォーメーション」の上演となる。
東京では、こんな面白いもの見たことない、と好評だったが、
京都では、金返せと不評だったという。


