久々の分岐点です。
今回は、10月に行なわれたWANDERING PARTY公演「レオナール・F」で
画家の藤田嗣治役を熱演された、俳優の高杉征司さんに
書いていただきました。
それでは、例によってさわりの部分を。
今から10年前、大学三回生の終わり頃、さすがに就職について考えた。
まわりのみんなはとっくに就職活動を始めていて、だからといって焦りは
なかったけど、なんだか落ち着かない。俳優業をなりわいとするつもりで
はいたが、具体的な方策が見当たらないからだ。
そんな折り、電話、応答、出演依頼、汗、イヤな汗、思考三秒、快諾、動
悸、息切れ、でも根拠のない安堵。わずかに残っていた一般就職の可能性
を捨て去り、一本の芝居に参加することを決めた。まさに一瞬のうちに何
の方策も無いまま覚悟だけが決まった。
続きは、ホームページでご覧ください。
2006年12月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック


