2007年03月02日

黒田さんのダンス体験(S4)

Dance Performance Work Revisited!
シリーズ第4弾は黒田さんのダンス体験です。
黒田さんは、企画の名称をダンスパフォーマンスワークと
改名する前の、1期(1994年度)と2期(1995年度)の
モダンダンスワークショップ(3年目に企画名をダンス
パフォーマンスワークと改名)に参加されました。
現在、黒田さんは朗読の活動を続けられています。

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当時、私は「何か夢中になれるもの」を探していました。
芝居のワークショップにも参加してみましたが、
思ったほど夢中にはなれず、
今度は全くやってみたことがないものに挑戦しようと思い、
このワークショップに参加しました。

もう随分前のことになってしまうので、
細かいことまでは覚えていませんが、
砂連尾さんと寺田さんも初めてのワークショップということで、
いろいろ試行錯誤されて、私達も色んなことを
試してみたように思います。
クラシックのエクササイズから始まって、
徐々にコンテンポラリー的なアプローチに
発展していったように記憶していますが、
どちらも面白く・・・特に私にとってはそれらが
簡単にできないことがより面白く・・・中には、
今でも意識して継続してやっていることがいくつかあります。

例えば、立ち方や脱力の仕方、意識での理解ではなく
身体で理解し習得したものなど、ワークショップに
参加していなければ知らなかったこと、
わからなかったことが多くあり、
現在の私の表現方法にも大きな影響を与えています。
私は現在「朗読」をやっているのですが、
昨年、詩(歌詞)を朗読する時に、
「普通にテキストを読むのではなく、
コンテンポラリー的な振りを付けてみてはどうか」
という提案に私が付けた「振り」というのが、
正しく、このワークショップのレッスンで
使ったものだったのです。
それによって「歌詞」は、自分の「身体」と一体になり、
「言葉」と「身体」は連動して動くものだ
ということを実感したのです。

このように、ダンスのワークショップで得たものを、
私は今、演劇的な表現に変換して使っているような気がします。
ダンスと演劇はかなり近いものであるらしく、
私は、演劇に関する知識・体験が少ないのですが、
ダンスのワークショップで得たものを「この時はこれが使える」
「あの時のこれってこういうことだったんだなぁ」と、
朗読をする時に使っています。

誤解を恐れずに言うならば、私は、朗読もダンスも芝居も、
全ては「パフォーマンス」という「大きなくくり」に
入るのではないかと思っています。
どの要素も、それぞれに使えるものがあって、
時に身体を使い、時に言葉を使い、
誰かに向かって表現する・・・という点では、
全ては「パフォーマンス」であるように思うのです。

ダンスはこうでなければならない・・・だとか、
芝居はこうでなくてはならない・・・だとかではなく、
朗読にしても、静かに座ってテキストを読むものだけを
「朗読」というのではないと思うし、
ライブで聞かせる(或いは「見せる」)朗読は、
もっとパフォーマンス的な要素があっても
いいのではないだろうか?と、最近挑戦をしている段階なのですが、
「パフォーマンス朗読」をやる時に、
このダンスワークショップで得たいろいろな手法は、
私の表現の幅を広げるのに役立っていると思います。

10年以上も前に参加したワークショップで得たことを、
今、こんな風に使うことができるなんて当時は
想像もしなかったけれど、
「表現者として生きたい」という思いは、
ずっとこうやって繋がっていて、
いろんなものを取り込みながら、変換して、
今の自分の表現に繋がっているのだと思います。

                                  黒田 響子


Modern Dance Workshop #1
Studio Performanceの記録
 平成7年(1995年)3月12日
 中京青年の家(現中京青少年活動センター) 大会議室
スタッフ
 構成:砂連尾理・寺田美砂子
 音響:砂連尾理

Modern Dance Workshop #2
Studio Performanceの記録
 平成8年(1996年)3月24日
 中京青年の家(現中京青少年活動センター) 大会議室
スタッフ
構成:砂連尾理・寺田美砂子
 舞台監督:奥村泰彦(MONO)
 音響:砂連尾理
 音楽:森島映
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