〜お気に入りの器で、京のおばんざいを味わおう!〜」が行われました。
定員を超える申し込みと、当日を盛況のうちに終えることができました。
このプログラムは、京都女子大学の栄養クリニックと、
京都府陶工技術専門校との協力のもと開催しました。
京都女子大学栄養クリニックについてはこちら
栄養クリニックは管理栄養士の実践教育をはじめとして、
広く健康・栄養に関わる学術研究を深め、市民の方でも参加できる
料理講習や啓発活動を行っています。
サイトにて料理講習の案内もありますよ。
京都府陶工技術専門校についてはこちら
京都の伝統産業京焼・清水焼の伝統的作陶技術を習得する専門校です。
1〜2年にわたる訓練期間の中で、陶磁器の成形、絵付、釉薬、焼成などの
一連の基礎技能を、デザインも含め学んでいます。
まだ早いですが、毎年3月に展示販売会が学校にて行われています。
6月から陶工の生徒さんには、このプログラムで使う器を作っていただきました。



センター、栄養クリニック、陶工技術専門校の3者の紹介からはじめて、
まずグループごと順番に器を選んでもらうところから初めていきました。
みなさん吟味されるかなという当初の予想は外れて、決断が速い。
ずぱっと自分の使う器きめていかれました。
そして次に使う器の品定めされている方もいました。
器を決めたら、栄養クリニック日野先生にバトンタッチ、
ここからは料理講習がスタート、器から料理に移ります。
日野先生テキパキした説明から、今日作る料理が紹介されます。
ここからは陶工の生徒も一緒に班に入って調理していきます。
班に分かれてワイワイと料理をしながら大豆じゃこ梅ご飯、
すずき焼き香味かけ焼きししとう添え、加茂なすの田楽、
冬瓜とあなごのうずくあんかけが1時間半で
見る見るうちに形になっていきます。
料理ができたら、自分で選んだ器に盛り付けていきます。
いつもと違って盛り付ける器は一人ひとり違うので、
盛り付けにおのずと力が入ります。
そして盛り付けた料理の様子は写真に撮る。
みなさん自分で選んだ器とおばんざいがどう撮るか真剣です。
今回は参加者同士で撮る。器の違いで料理がまた違ったものに見えます。
そして試食。
器も料理も味わってご満悦です。
また調理から加わった陶工生が器がどうやってできたか、
器にかけた思いを語ります。
栄養クリニック木戸先生からの盛り付け方の
ワンポイントアドバイアスもありました。
みなさんで片づけたら感想をお聞きして終了。
陶工生からは「既製品だけじゃなくて、手からつくられる器にも興味を持ってほしい」
参加者からは「気に入ってしまって、どれかひとつでも買えませんか?」
※今回のプログラムは買えません。
といった感想があり、器を選ぶところから、
自分だけの料理が楽しめたプログラムだったと思います。
また、器をつくる若者にとって、実際に器をつかいながら
思いを伝えたり使い方や、感想が聞ける機会になりました。
器も料理も東山づくしのプログラムとなりました。