2015年05月04日

早坂さんのココロ体験(S12)

まだまだ続けてお届けする、【特集】ココロ Revisited!。
第12弾は早坂さんのココロ体験です。
早坂さんは第10期(2014年度)のココロからだンスW.Sに参加されました。

ココロからだンスW.S 2014(#10)
Studio Performance記録
 平成26年(2014年)3月20日〜22日(3回公演)
 東山青少年活動センター 創造活動室
スタッフ
 構成:佐藤 健大郎
 アシスタント:福井 幸代
 舞台監督:北方 こだち 
 照明:石田 達拡
 音響:道野 友希菜

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ココロからだンスに参加したのは、単純にコンテンポラリーダンスに
興味があったことがきっかけでした。
わたしは大学入学時に社交ダンスをはじめ、
その後いくつかペアダンスをやってみる中で、
もっと型にはまらない、自由な踊りができたらいいなぁ
と思うようになりました。
また、この3月で大学を卒業するところだったので、
卒業前に何か作品づくりにかかわってみたいという思いもありました。

ワークショップを終えて、自分や他人のありのままを
受け入れられるようになった気がします。
わたしは、ダンスには正しいとされる基準があって、
それに近づけるのがいいことだと思っていましたし、
すぐに他人との優劣を比べ、「できる・できない」の二元論で考えがちでした。
しかし、ココロのワークショップでは、できるもできないも、
上手も下手も、正解も不正解もなく、うまくやろうとしたり、
体裁を整えようとすることは無意味でした。
良い・悪いの基準がわからないことははじめてだったので、
最初はそのことに戸惑って、からだが動かなかったり、
できないと思って落ち込んだりしました。
ですが、自ら自分の動きをコントロールできないところへ持っていく、
考えるスピードよりも速く動く、などのワークを実践する中で、
「できない」「こうしなきゃ」と思うことが少なくなり、
いい意味で自己中心的になって、自分のからだが動きたいように動き、
他人に影響されるに任せることを楽しめるようになりました。

ワークショップの修了公演を見に来てくれた知人の中に、
「自己表現をしている姿が楽しそうだった」
という意見をいくつかいただきました。
見ている側の目にそのように映ったことはとてもうれしいのですが、
ココロからだンスを自己表現といわれることに少し違和感を覚えました。
わたしもワークショップに参加する前は、
創作活動とは自己表現だと思っていました。
確かに自分で振付を決めた部分もありましたが、
それは自己表現をしようと思って作ったのではありません。
プロセスとしては逆で、自己は表現されるのではなく、
今ここにある体で体現されているのだと思います。
踊りから「喜び」や「悲しみ」など何かの感情が
受け取られることはあったかもしれませんが、
それも感情を表現しようとしているのではなく、
その瞬間の動きを次へ進めようと集中する中で、
リアルな感情が付随しているだけでした。
おそらくそこに一人一人の個性が表れ、自己表現に映ったのだと思います。

社会人になってひと月が経ちますが、ココロの体験を振り返ると、
すでに今「できない」「しなきゃ」の枠に
窮屈している自分がいることに気づきます。
そういう考え方で向上心を持つことは大事だと思いつつ、
これからもダンスを続けて、ときどき自己中心的な自分を思い出して、
その二つのバランスをとりながらやっていきたいなぁと思っています。

                           早坂 遊羽

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