第13弾は澤さんのココロ体験です。
澤さんは第10期(2014年度)のココロからだンスW.Sに参加されました。
ココロからだンスW.S 2014(#10)
Studio Performance記録
平成26年(2014年)3月20日〜22日(3回公演)
東山青少年活動センター 創造活動室
スタッフ
構成:佐藤 健大郎
アシスタント:福井 幸代
舞台監督:北方 こだち
照明:石田 達拡
音響:道野 友希菜
普段、役者を志しています。ダンスは初めてでした。
いま考えると、とても楽しい時間でした。すばらしい経験でした。
思い返すだけで体が数センチ地上から浮き上がります。
舞台上での時間を思いだすと身体がまた動き出します。
にやにやと笑いを浮かべてしまいます。




ちょうどお芝居をしていて身体について考えている時期でした。
ココロからだンスを始めて、その入り口に少し指先がかかった気がします。
ワークの中でそもそも身体の所在はどこなのか、
というような考え方が持ち出された時があって、
その時は、頭を殴られたような衝撃がありました。
その身体に関する考え方がショッキングで、今まで思っていた
「からだ」というものが急に信用を失いました。
僕の思っていた「からだ」は、何というか前面というか、手先というか、
よくよく考えると何処にもありませんでした。
ダンスはほんとに、何一つした事がなかったので、
そこからは見よう見まねで、とりあえず動いていました。
けど、身体ということを失くしていたもので、
発見がたくさんありました。
僕には腕がある事や背中が在ることが分かりました。
それは実生活でもスポーツでもお芝居でもない感覚でした。
とても大事な事だと感じています。
本当に楽しかったので、いま僕は営々と身体を動かしたいと思っています。
澤 雅展