この企画に参加される方々は演劇をやってみようという方だったり、もしくは演劇もう一度やってみようという方だったり、まあそれぞれの事情はわかんないですが、それぞれにあるとおもいます。まあ、はじめるとかはじめてってすごく大切ですよね。なんでもそうですがはじめての出会いってその後の考えの元になっていたりしますよね。テレビでも有名人がドキュメンタリー番組なんかで「はじめたきっかけ」とか「はじめたときのこと」とかそういうのって、すっごくその人の仕事をインタビューする上で重要ですもんね。
僕自身も演劇にはじめて携わった頃に出会ったものの考えや、教えてもらったこと、仲間とアレコレって、やっぱり今の考えの元になっていたりして。演劇を教える側に立つ時の考えとして、やっぱりその時の経験の中でわかりにくかったこと、わかりやすかったこと、楽しかったこと楽しくなかったことをベースにしてしています。やっぱりその頃の経験って貴重なんですよね。なので今でもよく覚えています。
なんかわかんないですけど、この企画に参加するっていう演劇のはじめかたというか、携わり方というか、そういうのってすっごく羨ましいなあと単純に思います。1回だけっていうのも、参加される人数が多いっていうのも、経験も大体同じくらいっていうのも。それになにより羨ましいなあとおもうのは、この企画は、演劇全然知らなくても、演劇をこれからやっていくつもりなくっても、今年の夏は時間あるし、スキューバーダイビングに行こうとか、キャンプに行こうとかいうノリで演劇をやっていただけるってことで。どう時間を使おうか、というノリで今年の夏だけ演劇やってみるって素敵な夏だなあと思いますよ。
僕は演出として携わって今年で2年目なのですが、この企画は22年目で、過去に参加された方々の話をお聴きしていても、コレは、ぜひおすすめです。
2015年の夏、あなたと一緒に素敵に過ごせたらなあと思っています!村上慎太郎
