『夏休み』シーン稽古が続いています。
どんどんメンバーの身体で物語が具現化していく様に
わくわくさせられます。
今年の稽古の最初には、ウォーミングアップとして
「名前おに」という鬼ごっこが行われています。
鬼に狙いを定められて追いかけられているプレーヤーが、
まったく別のプレーヤーの名前を呼ぶと、その名前を呼ばれた
プレーヤーが次の鬼になり、捕まえられたり呼び名を間違えると
リタイアしていくという比較的シンプルなルールですが、
ゲームの中には舞台上に存在するために必要な、
さまざまな要素が同時に働いています。
誰かの名前を呼ぶときの伝える力や声の強さ、
おにごっこが行われている空間の把握、
走り続けながらもコントロールし続けなければならない身体、
誰が生き残っていて、誰がどこにいて、
誰が鬼で誰が追いかけられているのかの認識。
これらを大切にしながらゲームに本気に向きあえば向き合うほど、
空間全体への集中力が増し、今回のお芝居創りの一助となる
エネルギーが生まれています。
2016年07月28日
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