9月のステージサポートプランは3企画の採用で、毎週末公演がありました。
まずは、9月10日・11日に行われた、
劇団地あかり「はりこばこ」(演劇公演)の報告です。
高校演劇部時代のメンバーが大学生になり再結成した「劇団地あかり」。
高校時代行われていた「冬劇祭」の会場で,サポートを受けながら
初めての公演に臨みました。
公演に関わる舞台や客席の配置、たて込み方、照明図、宣伝等、決めなくてはなら
ないことが山積みの中、高校時代よりも踏み込んだ運営全般にわたることを、
創活番(創造活動室運営ボランティア)にレクチャーを受けながら進めていきました。
本番1か月前の大まかな打合せ(相談会)では、自分たちのやりたいことと
実現的なことを考えたり、本番に向けた準備に必要なことなどを聞いてきたりと
役者の練習だけでなく、舞台づくりに向けリアリティーを持って、相談しながら
取り組みだしていました。
仕込みやバラシ(片付け)は、高校時代の先輩なども手伝いに来てくれて、
とてもスムーズに作業が進みました。
今回は2人芝居。100分の上演時間、音響も最低限にしか使わず、
基本的には二人の会話劇。
客席もコの字に作ったこともあり、照明の当て方にもなかなか苦労していました。
そんな中、観客からの視線を間近に感じながらの演技。ということで、
役者は集中力が途切れないか心配していました。
本番は2人の会話のテンポもよく、楽しんで演じている姿が観られました。
公演終了後の振り返りでも、
「音響や照明の自由度が高く、小さな箱のような、自分たちの思い通りの
舞台に仕上げることが出来た。」
「こちらから何か意見を求めたとき以外は、職員からの手助けをしてもらう
ことがなかったことで、自分たちで一つの公演を作り上げたという達成感と
充実感があった。」といった感想が聞かれました。
高校から慣れている空間で、大変ではあったけど、結果充実感を得る体験に
つながったことが、今後に生かされていくことを願っています。
2016年10月15日
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