3月24日(金)は最終オリエンテーションを行ないました。
スタジオパフォーマンスの3ステージ目の上映会と4か月間のふり返りです。
上映会は、踊っている自分たちを客観的に観ることにも役立ちました。
公演終了後まだ1週間も経っていないのですが、
みんなにとっては少し懐かしい感覚があったようです。
70分の上映会の後、休憩をはさんで、まずは個人でふり返りシートを記入。
予定の時間になっても書き終わらない人、
「裏面にも書いていいですか?」という人もいました。
その後、この4か月間で得たこと、得られなかったこと、
参加期間中に感じていたことなどを一人ずつ話していきました。
自分と向き合うことができた人、なかなかできなかった人、
自分の身体の動きの特徴(くせ)を知ることができたこと、
「なぜダンスなのか、なぜ踊るのか」が見つからなかったことなど
それぞれの4か月をお互いに言葉で伝えていきました。
共通して出ていたのは、「コミュニケーションが足りなかった」ことです。
それなりにではなく、もっとしていたらといったことが悔やまれたようです。
ダンスの練習の時だけでなく、一緒にご飯を食べたりすることも含めて。
他には、これからの自分づくりのきっかけになったという声もありました。
また、少し踏み込んだ感想としてその場の空気が変わったのは、
「ダンスだから言葉を使わなくていいのではない。
身体を使ってなんとなく動けたりしていても、
お互い何を感じたり考えたりしているのかは、
やはり言葉で伝えないといけないと思った。」でした。
その時は、この事業の本質に近い話題が出てきた!と思いました。
話していたら安心、空気を読めばいいということではなく、
きちんと自分が感じたことや考えていることを言葉にして相手に伝える、
という行為が必要だと思う体験ができたことは、
日常生活においても必要な、「自己表現とは」について具体的に
体感できたということだと思うのです。
ダンススタディーズ1では、“ダンス=踊る”、だけではない、
集中的なグループ創作活動を通して、社会人基礎力を養う場になると
募集段階から伝えてきたことが、提供できたと思えた瞬間でした。
最後に、参加者からナビゲーターに感謝の色紙が贈呈され、終了しました。
2017年03月27日
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