2018年06月12日

脚本の読み方ワークショップの1回目(18BS10)

5月21日から始まった、25回目の演劇ビギナーズユニット。
すでに6回のワークショップを終え、
いよいよビギナーズ最初の山場、
上演台本決定のための話し合いが近づいてきました。

参加者にはすでに3本の戯曲がわたされています。
テイストの違う3本の戯曲です。
ただ、戯曲を読み慣れない人にとっては
戯曲を読むことはたいへん難しいことかもしれません。
そこで、俳優の高杉征司(サファリ・P)さんをお迎えして
戯曲の理解を進める対話のファシリテートをお願いしました。
上演作品決定の話し合いのため、まずそれぞれの戯曲について
理解を深めておくことが大切なのです。

高杉さんの第一声は、「今日は無責任に発言してください」。
うまく言わないといけない、とか、
ちゃんと理解してないといけない、とか
こんなことを言っていいのかな?
など、発言を難しくするようなことにはいっさい気にせず、
感じたこと、考えたことを思うままに、
どんどん発言してください、という意味です。

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例年に比べ、ちゃんと3作を読んでいる人が多く見られ、
それぞれの戯曲の特徴や面白さについて、
活発に意見興交換が行われました。

1つは、1938年に書かれたアメリカの戯曲、
実に80年前の戯曲です。
舞台が架空のまちということと、普遍的なテーマ設定。
普遍的であるが故に、感情移入しやすいが、
それが時折、ストーリーテラーによって観客の気持ちが
舞台から引き戻される、という構造。
その効果の意味について、高杉さんも解説していました。

もう1つは、「チョークと、チョークで描く壁があればできる演劇」、
とあるように、少しふう変わりな戯曲?
わかりにくい戯曲、という感想が多かったと思います。
初演された日(2011年7月)からみて、東日本大震災後の精神状況と
何か関係があるのではないか、という意見、
男女のエピソードがいくつかでてくるけれど、
役名が固有名詞ではなく、「男」や「女」で、
男も女も、それを複数の役者が順に交代で演じていくことの効果はなにか、
すごくしっくりくるセリフがある、
作ってはくずし、作ってはまたくずしの繰り返しで
上演が難しそう、などの意見がありました。

最後の1つは、千年後、他の惑星に移住する設定のストーリー。
個人ではなく、多くの人が感じることのできる幸福とは?
それに関係して、人類創世期のような、規律、タブー、
についても議論が及びました。

posted by ひがせい at 17:35| Comment(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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