講師は、ロームシアター京都で管理課長をされている宮崎刀史紀さん。
劇場が持つ魅力を最大限に引き出すために日々尽力されています。
“劇場”について知り尽くしている宮崎さんに、
まずは「“劇場”とは何か?」という問いから、
日本の劇場と世界の劇場、演劇の4要素、7大芸術、
「芝居」「劇」の言葉の成り立ち、
日本の劇場史などについて
詳しく教えていただきました。
基礎知識を学んだあとは、いよいよ劇場の魅力に迫っていきます。
宮崎さんは、劇場の魅力を“劇場にある10のワクワク”として
参加者たちに紹介してくださいました。
その1つ“「劇場に行く楽しみ」にワクワク”では、
「“劇場に行く楽しみ”って何ですか?」
という参加者への問いかけからスタート。
・非日常の空間が広がっている
・刺激的で新しい考えが生まれる
・独特の緊張感や本番のピリピリ感を体感できる
・演出や舞台装置に感動する
など、参加者から様々な“楽しみ”が出されました。
舞台装置に感動という話の際には、宮崎さん自身も、
観劇した際に演出や舞台装置を見て
「あれはどうなっているのか」
「自分の劇場でもやってみたい」
という気持ちが今の仕事につながっていると話されました。

また、施設運営の根拠となる法律「文化芸術基本法」や「劇場法」の紹介では、
人は生まれながらにして文化芸術に触れる権利を持っていること、
文化芸術は人を豊かにできると認められていること、
劇場のある地域に住みたいと思ってもらえるように
京都でも芸術に触れられる機会を作る必要があることなど、
短時間で紹介するには難しい内容も分かりやすく丁寧にお話しいただきました。
最後に宮崎さんは、
「僕はこの仕事に就きたいという人がいたら、やめた方がいいと言います。
でも、そう言われてやめるくらいだったら、やらない方がいい。」
と劇場の魅力だけでなく、それに伴った大変さの部分も参加者たちに伝えてくださいました。


