センターの開館50周年記念事業の一環として、
センターに保存されている、青年の家時代の
懐かしい写真を展示していく準備を進めていますが、
その準備を進める中で、なんとも存在感のある、
芸術的な! とでも言うべきか、雰囲気のある、
1枚のモノクローム写真が見つかりました。
写真の下には、ライトブルーの細い紙が、
今の付箋のようにして貼られていて、
そこには、昭和48年2月とだけ書かれています。
旧青年の家がオープンしたのは、昭和46年2月ですから、
この写真は、ちょうど開館2周年を迎えた頃のものです。
モノクローム写真だけに、夜景は余計に寂しく感じられ、
撮影者がどういう思いで撮ったものか想像がつきませんが、
仕事を終えて集まってくる勤労青少年たちを出迎える外灯が、
壁や天井を照らしています。
それと“和”という文字も照らし出されています。
旧青年の家の入口の前のレンガの壁には
“和”という文字が刻まれていました。
今でも東大路通から、旧東山区役所の建物の
向こう(西側)に見ることができます。
“和”の文字の左下のあたりには、
「本日の催し物」と書かれた看板の下に、
なにやら文字が書かれた3つの札がかけられています。
その日の催しの案内で、2つ目の札には「華道」と
書かれているのではないかと思われます。
2020年07月02日
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