2月28日に50周年記念プログラムとして、
「即興演劇ワークショップ」を開催しました。
ナビゲーターは、大熊ねこさん、
アシスタントは、中村彩乃さんにお願いしました。
集まったのは6名。中学3年生から大学生の方が参加されました。
初めて出会う人もいれば、知っている人もいるという中で、
まずはコミュニケーションワークを中心に進めました。
初めに、「失敗してもいい。」「むしろ失敗した方がポイントが溜まる!」
といったナビゲーターからの声かけもあり、
みなさんどのワークも熱心に取り組んでいました。
そんな中で、失敗することにも抵抗なく、
どんどん体験からワークを深めていく姿が印象的でした。
後半には、ペアになって、即興で1シーンを創ってみました。
テーマは、「プレゼント」。
AさんがBさんにプレゼントを渡すところからスタート。
何をもらったかは、Bさんが決めます。
ですが、プレゼントの詳しい内容については、
互いに会話を交わす中で、どんどん具体化していきます。
プレゼントは何か、2人とも知らない中で始まるため、
お互いに探りながら、どことなくぎこちない会話ですが、
Bさんがもらったプレゼント(例えば、百合の花、石、リモコンetc..)
を言った瞬間から、会話がどんどん弾んでいきます。
どこで買ったのか、どんな特徴なのか、大きさは?色は?など、
2人の会話からプレゼントが浮き上がってきます。
観ている方は、「そんなに欲しかったんだ」や「そこで購入したんだ!」、
「そんな機能があるの!?」と、2人の会話にどんどん引き込まれていきました。
つくる側は、相手がどう出るか、それに自分がどう反応するのかドキドキです。
でも、相手から思ってもみない答えが返ってきたり、
それに対する自分の反応も予想外だったりと、
その瞬間、瞬間の出来事を楽しんでいるようにも見えました。
段取りやセリフは全く決まっていないからこそ生まれるリアルなシーン。
演劇というと、別世界で特別感がありますが、
意外と日常の延長線上にあるのかなと思える時間でした。
最後のふりかえりでも、「今を生きていることを意識する!」
「自分は誰かや何かに影響されて動いていることがわかった」
といった声が聞かれました。
舞台上で、その時、その一瞬を大事にすることの意味が
体験できた時間になったようです。
2021年03月01日
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