昨日(5/2)の相談会に引き続き、今日は演技ワークショップで、
昨日と同様オンラインでの実施を試みました。
参加者は6名。その内、相談会からの連続参加は3名でした。
まずは、頭、胸、腰など、身体の一部分を切り取って動かします。
身体を細分化して動かすことで、自分がイメージする役の
身体の状態がつくりやすくなります。
続いて、ゲーム形式のワークで思考への意識を高めた後、
演技を実践するワークに挑戦しました。
ペアになり、それぞれの経験を話します。お題は、思い出の場所。
次に相手になりきり、思い出の場所について全員の前で語ってみます。
ここでミソとなるのは、当の本人も聞いているので、
実際の経験者の前で演じることです。
さらに、みんなからの質問タイムもあるため、
内容によっては知らないことについても、自分なりに答えます。
相手に思いをめぐらせ、また、相手をリスペクトして出てきた
言葉(セリフ)には、それがたとえ事実でなかったとしても、
温かさや心地よさが含まれているように感じました。
演じることは、ある意味「うそをつく」ということかもしれませんが、
その「うそ」との距離のつかみ方次第で、本当のことのように見えたり、
人の心をグッとつかむことができたりするのだなと、
皆さんの演じる姿を見て思いました。
参加者からは
「身体の使い方によって、見え方が違うのは不思議だと思った」
「役作りや演出する時に悩むことがあったが、
ワークを通して相手との距離のはかり方がポイントだと分かり、
悩みが少し解消された」などの声が聞かれました。
2日間にわたって開催した「演劇をはじめよう、つづけよう」。
身体表現を伴うワークのオンライン開催は初めての試みでしたが、
講師のていねいなナビゲートと参加者の熱意に後押しされ、
無事に終了することができました。
2021年05月03日
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