2022年05月08日

高劇連「演劇入門!演技ワークショップ」実施報告

毎年恒例となっていた高劇連中部支部主催の春の演技講習会は、
この2年、コロナ禍で開催ができていませんでした。
今年度は感染対策を行いながら、満を持して、実施することができました。

例年は1日で午前・午後の2部制で実施していましたが、
密にならないよう、参加10校を4班に分け、
2日間(5/7と8)午前と午後に分かれて4部制で行われました。
1班20名ほどで、違う高校や学年の部員とも交流できる班分けです。
講師は、大熊ねこさん(俳優・ワークショップデザイナー/遊劇体)、
中村彩乃さん(俳優/安住の地)です。
ワークを組み立てるにあたり、演劇活動での悩みや課題、知りたいことを
事前に生徒さんから募り、それをもとにワークが展開されました。
多かった質問は、「自然な動きをするにはどうすればいいか」ということ。
舞台に立つと、セリフや段取りなど「自分のこと」に集中しすぎてしまい、
不自然な動きになってしまうこともあります。
だけど周りを見渡すと、自分だけで舞台が成り立っている訳ではなく、
照明や音響があって、共演者がいて、お客さんがいる。
周囲の情報に目を向けてみると、自分を役として引き立ててくれる要素が
たくさんあり、身体や感情の自然な動きにつながるヒントが隠されている
ということが話され、ワークは、そのヒントを見つけられるような内容でした。
コミュニケーションワークや発声のための身体の使い方を学び、
最後はグループに分かれ、プチお芝居をしてみました。

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ワークの内容は4班ともほぼ同じでしたが、メンバーが違うと雰囲気も変わり、
それぞれに気づきがたくさんあった2日間でした。
休憩中や終了後にも、ワークの内容を振り返っている姿もあり、
今後の活動に活かしていくことと思います。

また、顧問の先生方からも、今回のワークショップは生徒のみなさんが
とても楽しそうに参加していたと観ていた様子からの感想をいただきました。

講師のお二人も、4部制で行ったことで丁寧に進めることができたとのことでした。

posted by ひがせい at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼学校との連携プログラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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