このワークショップの構成は、
前回(8/6)の「台詞のやりとり」に続き、
今回(8/19)の「ト書きの書き方」、
そして最終回の「物語の構成」となっていて、
その都度の、簡単なお題に答えながら創作を進めていくと、
それらが積み重なって次第に脚本らしく仕上がっていく、
そして、自然と脚本の書き方の基本、考え方が身に付く、
というような流れになっています。
さて、村上さんは、前回の宿題「日常生活の中で耳にした気になる会話、
面白いと思った会話を拾って書き留めておく」について、
参加者3人それぞれが書き留めてきた会話の場所や状況、
その会話のどこに興味を持ったのか、その理由は?など、
詳しく訊いて、会話の内容を明確にしていきました。
そこで村上さんが確認していた事柄は、ト書きに必要な素材となるもので、
これに続くト書きの説明や、面白いと思って書き留めてきた会話に、
実際にト書きを書いてみる時の助走となっていました。
その後、その会話にタイトルも付けました。
ト書きは、状況説明であり、取説のようなもの。
舞台で上演されることが前提となるので、美術・音・光の情報などが
限定できる内容であった方がよく、ある意味、スタッフに世界観を伝えるような
性格のものだそうです。
2023年08月24日
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