2023年08月25日

中高生のための、脚本の書き方ワークショップBB

村上さんの脚本ワークショップの最終回(8/20)は、
前回手直ししながら書き進めた、参加者それぞれが
気になった日常会話の1シーンを、
今度はそれをラストシーンとして使い、
それに至る流れのやり取りを考えて、
短い脚本を完成させる、という内容でした。

そこで村上さんがお手本として紹介した(脚本の)書き方とは、
テレビドラマの8割くらいはこれで書かれている、というものでした。
村上さんは王道という言葉を使っていましたが、これが基本で、
これから脚本を書いてみたいと思う中高生にとってのガイド、
行き詰まった時には立ち返ってふりかえり、
態勢を整えてまた書き始める時の参照枠のようなものでした。

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(あまり詳しくはふれられませんが)それによると、
まずラストシーンから書く、次に一番最初のシーンを書く、でした。
つまり、最初のシーンはラストシーンとは正反対の状況を想定して、
それがどのようにラストシーンのような状態に変化していくのか、
その間に、登場人物たちが変化していく様を書いていくといい、
ということでした。

参加者が45分くらいをかけて脚本を書くに当たり、
ホワイトボードに大きく、「書くのは書き直すため」
村上さんが書きました。
(正解のないものに自分が評価を与える立場にない、
ということも意味していました)

村上さんの脚本ワークショップでは、実際に耳にした、
気になる日常会話を書き留めることから始め、
それを元に、その際の感動をいかにして観客と共有できるものにするのか、
つまりフィクションとしてどのように構成して、脚本に仕上ていくのか、
その道筋をわかりやすく解説していただきました。
ありがとうございました。

posted by ひがせい at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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