前回手直ししながら書き進めた、参加者それぞれが
気になった日常会話の1シーンを、
今度はそれをラストシーンとして使い、
それに至る流れのやり取りを考えて、
短い脚本を完成させる、という内容でした。
そこで村上さんがお手本として紹介した(脚本の)書き方とは、
テレビドラマの8割くらいはこれで書かれている、というものでした。
村上さんは王道という言葉を使っていましたが、これが基本で、
これから脚本を書いてみたいと思う中高生にとってのガイド、
行き詰まった時には立ち返ってふりかえり、
態勢を整えてまた書き始める時の参照枠のようなものでした。

(あまり詳しくはふれられませんが)それによると、
まずラストシーンから書く、次に一番最初のシーンを書く、でした。
つまり、最初のシーンはラストシーンとは正反対の状況を想定して、
それがどのようにラストシーンのような状態に変化していくのか、
その間に、登場人物たちが変化していく様を書いていくといい、
ということでした。
参加者が45分くらいをかけて脚本を書くに当たり、
ホワイトボードに大きく、「書くのは書き直すため」と
村上さんが書きました。
(正解のないものに自分が評価を与える立場にない、
ということも意味していました)
村上さんの脚本ワークショップでは、実際に耳にした、
気になる日常会話を書き留めることから始め、
それを元に、その際の感動をいかにして観客と共有できるものにするのか、
つまりフィクションとしてどのように構成して、脚本に仕上ていくのか、
その道筋をわかりやすく解説していただきました。
ありがとうございました。


