2024年07月07日

舞台に立つための身体になるD(24BS13)

7/1は、「俳優としての演技U」ということで、
これから本格的に本番に向けての稽古に入るので、
より実践的に演技の課題に向き合ってみることで、
これからの稽古を進めるためのヒントを見つけるためのワークを行いました。
講師には、三谷昌登さん(脚本家・演出家・俳優)にお越しいただきました。
最初は、「身体を使った自己紹介」で表現しました。
ひとつひとつの表現を何気なくやるのではなく、どれだけリアルにできるかが
とても大事なこと、それを名前で表現するのは意外と難しく、
悩む場面も多く見られましたが、1人1人の動きをみながら試行錯誤して、
楽しく全員が自分の名前を動くことが出来ました。
その後行った、「拍手回し」や「ハイ!回し」や「連想回し」は
アクションそのものよりも、それを瞬時にキャッチして誰かに渡していく、
誰に伝えているかを明確にわかりやすく行う、まさに舞台に立って演技する上で
必要な瞬時の判断をし、しっかり相手に送ることで場面が成立するというのが
体験できるワークでした。
それをふまえて、テキストに取り組んでみました。
三谷さんが書かれた「時代劇」のテキストを見ながら、セリフで話してみる
という事から円になり役を指名された人がまずそのセリフを読み、
シーンをイメージしていきました。

240707_1.jpg 240707_2.jpg 240707_3.jpg

読み合わせの中で三谷さんから
「時代や演じる者を知らないとただ読んでいるだけでそれは芝居ではない。」
というアドバイスがあり、芝居は頭がとても重要、その場面をよりリアルにする
には時代と人物を知っている事が大前提であるということや、だからこそ
分からないことは遠慮せず、すぐ聞くことが大切だということがわかりました。
ここから、実際にシーンを使って演技をしてみました。
先ほど教えていただいたこと、その時代のこの場面はどういう感情なのか、
台本のト書きをしっかりと演じれるかがいい芝居に繋がることを意識して、
お芝居の中で頭を使う練習になったワークでした。
最後に、三谷さんから「しっかり人を見て芝居が出来ている人が多く
大切なことが自然とできている」という言葉をいただき、
参加者にとって、これから始まる本格的な稽古の進める力になりました。


posted by ひがせい at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼演劇ビギナーズユニット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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