仕事に対する想いやその仕事を選んだきっかけなど、
京都で働く若い職人さん達の生の声から
自分自身の仕事や生き方のヒントを探るプログラム、
その第2回目を2月2日に開催しました。
京都の伝統とそれを支えていく人々の想いをより身近に感じてもらおうと、
今年度は職人の仕事を体験できる時間も設けました。
参加者は8名。
今回は竹工芸の職人さんと京和傘の職人さんをナビゲーターとして迎え、
前半の体験教室では竹編みグループと和傘作りグループに分かれて、
職人さんから直接教えてもらいながらお仕事の一部を体験しました。
竹編みも和傘作りも、根気の必要な緻密な作業ばかり。
どちらのグループでも黙々と作業が進められていて、
その様子はまさに“仕事場”という雰囲気でした。
後半は、二人の職人さんを囲んでの座談会。
竹工芸の細川秀章さんと京和傘の鈴川剛司さん、
お二人の話の中で共通していた事のひとつに
「自分の作ったものに妥協をしない」という事がありました。
細川さんも鈴川さんも、「お客さんのニーズに少しでも応えられるよう、
作り続けることで技術を向上させていきたい」
とおっしゃっていました。
そこには、ものづくりが好きという気持ちはもちろんですが、
職人としての仕事への厳しい姿勢も感じられました。
参加された方からのアンケートには、
「仕事についての考えが少しまとまった」
「職人さんの生き様を聞き、自分もがんばろうと思った」
などの感想が寄せられました。
次回 2/24(日)のVol.2では、木工芸の職人さんと陶芸作家さんが“技”と“心”を伝えに来てくれます。
お楽しみに!
2008年02月20日
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