陶芸作家の河野嘉宏さん。
前回と同じく、まずは10名の参加者が二つのグループに分かれて、
それぞれ伝統工芸の技を体験。
木工芸グループは、金づちやのみ等
たくさんの道具を使って桐箱を作りました。
寸分のズレも許されない『指物(さしもの)』の技術に、
感嘆の声があがっていました。
一方の陶芸グループは、粘土でできた板を
型に巻きつけてカップを作りました。
こちらは、粘土というとても柔らかい素材で
全く同じ大きさ・形のカップを作ることの
難しさが体感できる内容でした。



後半の座談会では二つのグループが一緒になり、
それぞれのグループで体験した事を参加者同士で共有してから
ナビゲーターのお二方にお話を伺いました。
参加された方からの「なぜ木工・陶芸を選んだのか?」
「ものづくりの世界においてプロとアマの違いは?」
といった率直な質問に対して、
高橋さんと河野さんがひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。
終了後、参加者の皆さんからは「職人さんやものづくりのイメージが変わった」
「仕事に対する姿勢がとても参考になった」
「分野と立場の違う人の意見が聞けて良かった」など、
様々な感想をいただきました。