「おもちゃの病院」は東山青少年活動センターを拠点に、
子どもたちの持ってきたおもちゃを直すボランティアグループだ。
13日は、御室保育園の「保育所まつり」へ出張開院。
まず、おもちゃの病院では、保護者の方々におもちゃの状態を書いてもらう。
「音が鳴らない」、「電池を替えても動かない」などが記載される。
そして、おもちゃの病院スタッフがさらに詳しくおもちゃについて聞き、
カルテが出来上がる。
それから、原因を見つけるために分解されていくおもちゃたち。
ネジを開けていく作業を心配そうに見つめる子どもたち。
「どこが悪いのかなぁ」と調べていくスタッフたち。
時には、保護者とも相談しながら、原因を探っていく。
子どもも何かお手伝いが出来ないかと、おもちゃを見つめている。
あっと驚くほど簡単に直るときもあれば、どうしても直らないときもある。
でもおもちゃが直った瞬間の子どもの笑顔はすばらしい。
「また、遊べる!」、「やったー!」と少し照れながら笑う子どもたち。
その笑顔を目の前で見ていると本当に直すことが出来てよかったと思う。
終わった後、カルテには原因や処置方法などが書かれていく。
また、感想を書いてもらったりもする。
「また、遊ぶことができてうれしい」、
「これからも大切に使っていきたい」。
大切なおもちゃは長く遊んでほしい。壊れてもまた直して使ってほしい。
そんな物の大切さをおもちゃの修理を通して、
もっと多くの子どもたちに伝えていければと、
おもちゃの病院ボランティアスタッフは日々がんばっている


