手びねりとたたら成形で、
春をイメージした器や酒器など自由に作陶しました。
参加者は7名。みなさん、交流を楽しみながらのワークショップとなりました。
手びねりでは、徳利やぐい飲み、急須、湯のみなど。
たたら成形では、小皿や少し変わった形の器などを作りました。
2日目に削りの工程を経て、素焼きの後、施釉。
釉薬は、白、薄いピンク、黒の3色を使用しました。
3色をかけ分けることによって、
さまざまな表情の作品に仕上がりました。
でき上がった作品は、ロビーで1週間の展示を行い、
センターを訪れるみなさんに、作陶風景の写真とともに、
見ていただくことができました。



最終日には作った器を使って、
お菓子を少しずつ持ち寄り、お茶をのみながらの交流会を実施。
思い通りにいかない「難しさ」と「面白さ」を経験できたことが,
情報が溢れる生活の中で、新鮮で懐かしい経験となったようです。
その後、参加者とナビゲーターみんなで、
でき上がった器を持ち、東山安井にある小料理屋へ向かい、
作った器に料理を盛り付け、提供していただきました。
小料理屋の料理長は、
「器の作り手のみなさん、それぞの器で
何を盛り付けたいという想いがあるはず。」と、
小さい紙を手渡し、「おつまみ」「サラダ」「おまかせ」など、
リクエストを記入し、器と一緒に並べさせていただきました。
自分の器にキレイに盛られた料理が出てくるたびに、
参加者から歓声が湧きました。
ナビゲーターの東さんは、
「作る楽しみを最後までやりきれた感じで、
なんとも贅沢な時間。」と話され、
笑顔の絶えない、思い出に残る時間となりました。