2013年09月20日

橋岡さんのビギナーズ体験(S40)

ニモさんに続いてお届けする、【特集】Beginners' Unit Revisited!。
第40弾は橋岡さんのビギナーズ体験です。
橋岡さんは18期(2011年)のビギナーズ受講生で、
山崎彬さん(悪い芝居)演出の青春九月党公演
「贋作・罪と罰」(野田秀樹作)に役者として出演されました。

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あの夏、私にあるのは情熱だけでした。
経験も才能も知識もなく、もともと話をまとめられず口下手な私。
今までと違い、年齢も経歴も考え方も違い、
様々なバックグラウンドを持つ人々が同じラインにたって、
仲間になる。作品製作の過程で、小さな衝突を繰り返したり、
気まずくなったり、時には涙を流したり・・・
楽しい思い出ばかりではないけど、今思えば、それらは全て必要でした。
当時は何とかしなくちゃなんて焦っていたけど、
ちゃんとぶつかり合えたからあの公演があった、と思っています。
練習が本格的に始まると、全てが初めてで、
どれほどの熱情がフツウなのかも分からなくて、
とにかく自分の持てるもの全てをと一生懸命でした。
もてる時間と集中力は全て使い切りました。
講師や演出の方に、いちから鍛えてもらい、
本番はもうギリギリの状態で、記憶がないくらいです。
同じ経験を共有してくれた人達もお互いを認め合いました。
こんな経験が他のどこで出来るでしょう。
私は初めてでしたし、未だこれ以上のものに出会えていません。
何を学んだか? それはそれはたくさんありますが、
あえてひとつ挙げるなら、0になる、ことです。
自分ひとりでは何もできない。0であることを認めることで、
全てを受け入れ、たくさんの人と共同して構築していくことが出来たのだし、
ビギナーズはそのような可能性を秘めているのだと思います。
あの夏私は一度、憑き物全てを捨てて0になり、
1から人と話し、作品をつくりあげました。
最終的には数字では表せないものになりました。
これからもビギナーズユニットが結成され続けることを祈っています。

                                     橋岡七海

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